今日の雑感：安倍クーデター

　安倍の一味を支えているのは日本会議や経団連、原子力村のお歴々だけじゃない。むしろ、ある程度バランスが取れ、既存の社会構造にフィットして、そこをコンフォートゾーンとしている中小企業の経営者たちも含まれる。

　悲しいかな彼らは、へたに現行社会にフィットできている分だけ、強いラスが働いて、スコトーマがみっちりと張り付いてしまっている。なので、例えよりよい未来を描けたとしても、それは現行モデルの単なる延長線に過ぎないものにしかならないのだ。

　現実路線を着実に踏んでいる自負が高過ぎるため、新しく芽生えつつあるいのちの兆し、オリーブの波を正確にとらえることができず、判断を見事に違えてしまう。

　彼らは短期あるいは中期の見通しは立てることができたとしても、長長期の遠大なヴィジョンを描くことはできない、描けないばかりか、新しいチャレンジャーたちのドリームキラーとして煙たい役柄を演じるはめになるだろう。

　みずからが寄って立つその足場、そのコンフォートゾーンが根底から揺さぶられない限り、真に新しいことは何も始まらないし、せいぜい社会貢献の御旗を振るのが関の山だ。

　だが、なかには本当にガッツを備えた少数の人たちも必ずいるはずなので、僕はそういう戦士たちとの出会いの機が熟すのを待っている。