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2015年09月10日07:06

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新解 提婆達多品第十二−2(P262)

 それから、龍女(りゅうにょ)という八歳の女の子が成仏の保証を与えられます。近代以後の人間、とくに戦後のわれわれにとって、女人が悪人と同じように扱われているのはいかにも不合理のような気がしますが、当時のインドにおける一般の思想というものは、女人は罪のかたまりのように思われていたのです。男の修行のじゃまになるものであり、とうてい救われることのないものとされていました。
 話はちょっとそれますが、当時のインドでは、人間は四つの階級(カーストという)に分かれていました。
 いちばん上はバラモンといって学問や宗教や道徳をつかさどる階級、第二はクシャトリヤといって国王や武士の階級、第三はヴァイシャといって農・工・商人の階級、その下はシュードラといって隷属民(れいぞくみん)の階級です。これは家柄によってはっきりと差別されているのですから、どんなに才能があっても上へあがるということは絶対できませんでした。
 反対にバラモンの上に生まれたら、能力のない人でも人びとの上に立って暮らすことができ、クシャトリヤの家に生まれたら、弱虫でも大きな権力をもつことができました。ヴァイシャの階級は富の力をもってバラモンと結託したり、クシャトリヤにとり入ったりして、これまた一種の権力をもって、シュードラ階級の人びとを牛馬のように酷使していたのです。


今日も眠いです
最近奥さんの調子が悪いようで、
寝付けにくく、微熱が続いてるようです。

ってな感じの
木曜日です。
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