クニツィアの3大競りゲームの内の1つとして有名な作品です。代表作であるモダンアートは競りゲームの真髄を余す事なく味わえる名作ではありますが、その反面、システムの有効性をプレイヤーに委ね過ぎている嫌いがありました。これに対してラーは競りの在り方を洗練させる事によって選択のジレンマを上手くシステムの中に取り込んでいます。このラーによって競りゲームは1つの完成形を見たと言えるのではないでしょうか。コンポーネントはタイルが180枚、ゲーム盤が1枚、勝利点マーカーが50枚、それに競りに用いられる太陽駒が16個(1から16のランクが描かれている)、競りの主催者を示すラー駒が1個となっています。シンプルな一巡の競りが行われる事、それにセットコレクションが目的とされている事もあって初心者にも親しみ易い内容となっています。しかし太陽駒によって入札額と落札できる回数が予め開示されているので、競りは非常に悩ましいものとなっています。そのエジプト風味のテーマも良い感じではありますね。
タイル枚数、180枚
プレイ人数、2〜5人
プレイ時間、45〜60分
対象年齢、12歳以上
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