今日は蒸し暑い一日であった 取り敢えず十分に食ったスイカを引っこ抜いて 食べられそうなのは収穫 この辺りは切ってみんと何とも云えん それに これも十分に食ったトマト みんな引っこ抜いて トマトの雨よけの始末もして 大汗だ 昼にソーメンでも食うかと思ひ サラダ風にして トマトと焼いたナスを乗っけて 取りたての紫蘇の葉を刻んでドレッシングで食べる これがまた旨ひ きのふのパンの残りとドクダミ茶で昼を済まして暫し爆睡
一時半 昼を十一時に食ったのだから 十分な仮眠 今日収穫した野菜と大宮の親戚と母の知人にお裾分け バケツ二杯半がなくなった 帰りに 今日の広告で サンマが398円で売られていたので 一尾購入にアリオへ ちょっと涼んで帰宅 母はわたしが帰ってきて お寺に施餓鬼にいく 大変込み合っていたとのこと 夕飯に今年初めてのサンマ おかずはこれだけ さんま さんま サンマ苦いか塩っぱいか 判らんひとは読書不足である
今宵一枚目のレコードは ブラームスの交響曲 第四番 ブルーノ・ワルター指揮 コロンビア交響楽団 馬齢を重ねると この曲のよさが自然に判ろうと云ふものだ
二枚目 フルトベングラーの芸術集から ハイドン 交響曲第94番 驚愕 モーツアルト セレナーデ 第13番 アイネ・クライネ・ナハトムジーク それに交響曲第40番 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 久しぶりに聴くレコード こうして順番に聴いていかなひとなかなか聴けない一枚だ 古いアンプも優秀である
大宮の方に出かけたおり 久しぶりに と云ふか 車に乗らんと昼間のFM放送はまったく聴かぬので 偶々聞こえて来たのは 吾が人生で尊敬する 今は亡き吉田秀和氏のお声ではなひか 特集のようで しかも今日はベートーヴェンの交響曲特集 軽自動車で聴くベートーヴェン しかもすごく大きな音で 超気持よし 抜粋ばかりの演奏だけれど 何しろあの吉田秀和のお言葉である 特に演奏では三番のブリュッヘンの演奏がすごかった SACDで出てゐるが やはり買いたいところだ しかし五万円のレコードもあるしなあ これを賈ふと暫く買えんなあ
時おり 畑仕事の合間に おや と思うところに咲いている朝顔 蕪村の句に
朝がおや一輪深き淵の色
と云ふのがあって いい句だなあ と思うころは いい年になっている筈だ 今宵のブラームスの四番によく似合ふ花だ 庭の彼方こちらには松葉牡丹の花がきれいに可憐に咲いている そそはなの蜜を取るためだろうか 蜂がわんわん飛んでいる 我が家にゐる蜂かどうかは判らんが 大方はそうだろう コスモスよりずっと蜂が集まるようである
ところで 幕末まであった黒鍬組 よく時代小説などでは 悪の組織見たいな位置にあるが どうしてどうして 元は武田信玄の組織で 特に道路工事に秀でていた よくよく考えてみれば 昔の戦では やはり何万人ものひとの移動や 少なくとも千人くらいの移動であっても 道が整備されていなひと余計な時間がかかる 成る程 そう云ふ組織も必要である 同じ意味でも橋作りにも重要な意味がある 何千人から何万人が渡る橋は 堅固でなくてはならん 逆に護るには反対のことをすればよいと云ふ事にもなるが 自国の発展には道が重要だ 昔の為政者の苦労がすこしばかり判るような気がする
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