先日、観賞した映画のもう一本は、まさに終戦記念日にぴったりの映画です。
『日本のいちばん長い日』・・・このネーミングは実に奥深い。
誰もがいったい何の日だろうと興味をしめす事だろう。
舞台は1945年の太平洋戦争末期の日本で、ポツダム宣言を受諾し戦争を終結させるか、本土決戦により戦争を継続するか・・そんな岐路に立つ非常に重いストーリーだ。
当時の鈴木首相は、昭和天皇に最終判断の「英断」を委ねる。
その結果、ポツダム宣言を受諾するが、一部の陸軍士官が反発し、8月15日早朝にクーデターが起きる。
これが“宮城事件(玉音盤クーデター)”である。
天皇自らの玉音放送で国民に終戦を知らせた8月15日正午。
この放送までの24時間が『日本のいちばん長い日』なのだ。
本作の中心人物は阿南陸軍大臣(役所広司)、鈴木貫太郎首相(山崎 努)、昭和天皇(本木雅弘)の3人。
そして、書記官(堤 真一)、クーデターの中心人物・畑中陸軍少佐(松坂桃李)と続く。
実に渋い演技力を披露してくれる。
原作は日本の歴史研究家として知られる半藤一利氏。
夏目漱石の子孫になる方というからすごい家系です。
NHK『その時歴史が動いた』等の歴史番組に出演された方なので、お顔もよく知られている。
ところで、本作は過去にも昭和42年に映画化されている。
この映画では主役の阿南大臣は三船敏郎、畑中少佐・黒沢年男、NHK局員・加山雄三と言う顔ぶれ。
また、終戦間際でも特攻機が飛び立つ戦闘シーンを描いているが、今回の新作では空襲シーン(記録映像)が僅かにあるものの過激な戦闘シーンはまったくない。
しかし、そんな地味な作品ではあるが、今日の平和の礎・日本の原点として多くの若者に観賞してほしい作品である。
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『日本のいちばん長い日』
昭和42年(1965年)8月公開
東宝戦争映画DVDコレクション第4号
原作の名義はジャーナリスト作家の大宅壮一氏となっているが、この原作はもともと1963年、「文藝春秋」の座談会企画「日本のいちばん長い日」からスタートしており、半藤一利氏が当時、文藝春秋の社員としてこの座談会を取材し執筆したとの事。
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