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2015年07月14日20:38

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川島古墳公園の旅

人生は迷いだ。
毎朝のように「今日はどうしよう?」と悩みが始まる。
最初は、毎朝のように、シフクから始まる。

そうだ、空港近くのシフクで、醤油ラーメンが出るようになったんだ。
喰いに行きたい。
悩みのタネは暑さ。歩いてもチャリでも、暑すぎて、
店に着く頃には、熱中症予備軍だ。
ラーメンが美味く喰えるはずがない。

で、次の候補を考え、今日の気分と照らし合わせて否定し、
さらに次の候補を考え、眠気と相談し否定し、
心は北部九州をさまよい歩く。

で、その日その日の結論として選択したのは(今月は)
唐津の田の久(豚の生け贄、という感じのスープの色)
西区のふくちゃん(汗をかきたい)
大野城の博洋軒(北九州系久留米ラーメンの福岡的発展系、何のこっちゃ)
バスで1時間寝て、開店直後に突入というパターン、
午前中にお昼寝を1回しないと生きていけない。

今日は今日とて、
飯塚の名前の無い店(今日の店名は「悪食」だった)
透明、スッキリ、トンコツ、塩ラーメン。
一番乗りだったんで、11時前には中に入れてもらってた。

さあ、11時ちょい過ぎ、
井上伝二郎のカラクリ屋敷にはこの前行ったから、
今日は川島古墳に行ってみよう。
(さっき駅前の観光案内板で見つけた)
まだ暑くないし、ほらほらと散歩するかぁ。

大きな橋を渡って、川沿いに数百メートルくだると、
右に少し広めの空間が広がって、
なだらかな円形古墳がぽつんぽつんと散らばって・・・ないな。
山しか無い。

そうだ、
古墳は権力者の権威の象徴だから、
山の上の目だつところに造られることが多いんだ。
ほらほらと結構長く歩いたのに、これから登山かぁ?
げ、坂道の前に、あっちだよの矢印が・・
けっこう急だよ。しかも長いよ。
回りは農家ばかりみたいで、
たぶん上には自販機も無いよ。
ぜぇぜぇ、やっと着いた。小山のてっぺんだ。

さて川島古墳公園、小さな公園だ。
入ったところに小さな円墳が2つ並んでいる
どちらも3年間床屋に行ったことがないという風情で、
円墳の上も回りも雑草がぼうぼう。
荒れ果てている。

円墳は5つあるらしく、3つ目を見下ろすための広場がある。
学校の教室ぐらいの広場だが、
回りは雑木と竹に囲われ、
3つ目がどこにあるのかもわからず、
地面は何年か分の枯葉に覆われている。
暗く静まりかえった不気味な空間。
アゲハと黒いトンボと、あ、うぐいすの鳴き声も聞こえる。
居心地が良い。
心と身体の熱が消えていく。

さあ、下界に戻るか。
と、最初の円墳の後ろに回ると、開いている。
柵があって入れないけど、古墳の入口は開いていて、
横にボタンがあり、押すとガチャン、古墳内部でライトが点くのだ。
画期的。これは良いなあ。
もう一つの古墳も開いていて、
ボタンを押すと、ガチャンという大きな音とともに・・点かない。
なんて、荒れ果てた公園なんだ、くそ。

横に4つ目の古墳を発見。
これも開いているんだが、盛り土まで流れて上まで開いている。
(全部流れると、飛鳥の石舞台)
柵も無く、入口から覗き込めるし、上にのぼって上からも覗き込める。
巨石の配置が楽しめる、古墳マニアにとってはすばらしい遺物だ。
そして、上からじっくりながめると、
古墳内部の東北隅の床に、あ、あれは・・
犬の◯んちだった。
荒れ果てた公園だ。

来たのとは反対方向に階段を降りていくと、5つ目の古墳。
農家の庭先。
洗濯物が干してある横に入口があるが、
鍵がかかっていて、入れない。
ここだけが装飾が残っていて、集中治療室状態なのだろう。
農家の犬が2匹、バウバウと吠えまくる。
お前らだろう、あの◯んちは。
市民の財産を大切に。

別のところでも犬に吠えられたが、
このあたりの犬はちょっと痩せぎすで、
性格がすさんでいる気がする。
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