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2015年05月27日23:19

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「ひっそり祭SP〜バルディオス毒舌トーク〜」の内容まとめ・その3

自分がメモを取りきれなかった、あるいは出演者の方々が「○○は××さんのアイデア」というような感じで名字だけしか語らなかった箇所が結構あります。
調べはしましたが、そういう箇所も、「絶対にこの人だ」と確証が持てない場合は、原則省略しています。

ただ、文書内容上、やむを得ず(?)名前を出さないといけない、でもこの人と確証が持てない人名は「太い赤字」で書いています。

その旨ご了承くださいませ。


12.アフロディアという登場人物について
アフロディアは、気性激しく残虐な性格の女性。
彼女は「幸せにはならないだろう」とのこと。
あれだけ激しい生き方をすれば、マリンとアフロディアの関係も、悲恋に終わる。

13.バルディオスの監督だった広川和之氏について
バルディオスの本放映時点では、広川氏も、まだ若く、佐藤会長としばしば揉めた。
その具体例としては、
佐藤会長は、女性のヌードを徹底して出すことを要求したが、広川氏はそれを好しとしなかったことなど。

14.バルディオスの豪華本について
当時の豪華本ブームにあやかって出版したバルディオスの豪華本は、他の出版社の人に「バカじゃないか?」と言われるような設定価格ながら、「助かった」というレベルで売れたそうだ。

15.バルディオスの監督交代劇について
広川監督は、まだドラマがわからなかったので、氏と話をした上で監督を変えた。
広川氏も自分自身の力不足的なものは認識していたようで、渋々ではあったようだがこれを受け入れてくれた。

広川氏の上についたのが、鳥海永行氏?(聞き取れなかった)
鳥海氏は、当時スタジオぴえろに契約で所属しており、佐藤会長が「貸してくれ」と談判。ぴえろの側も快く貸してくれたという。
鳥海氏が就いたことで、広川氏も勉強になる、と言っていたそうだ。

16.ゴーショーグンの話
バルディオスがダメになってしまった後、葦プロは「大危機」と佐藤会長が言うほどになったという。
で、「ガンバンダー」という課題で企画が始まった。
その最中にいのまたむつみ氏や、湯山邦彦氏が入ってきて、企画が練りあがっていった。

そして、読売広告社から「タカトクトイスがバルディオスみたいなのをやりたがっているよ」という話をもちかけられ、これがゴーショーグンとなった。

ゴーショーグンの名前の由来は、アメリカの「将軍 SHOGUN」がモチーフ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%86%E8%BB%8D_SHOGUN

ゴーショーグンのデザインの特徴の一つが、「バルディオスは横に角が生えていたので、ゴーショーグンは縦に角をつけた」こと。

ゴーショーグンのデザインやギミックについても、大変な苦労があったようで、佐藤会長からのメモ書きには「基地、ロボット、合体」くらいしか書かれていなかったそうだ。

ちなみに、ガンバンダーは、メカが変形してロボットになり、顔に岩盤がついて顔になるロボットだったそうだ。どうしてこうなったかと言うと、ガ・キーンやジーグのように、「マグネロボみたいで面白くね?」という意匠だったらしい。

ただ、さすがに無理がありすぎたので、今のゴーショーグンの形になっていったそうだ。

17.その男、首藤剛志
首藤氏は、元々筒井ともみ氏の紹介。
首藤氏は、ゴーショーグンの前は「まんが はじめて物語」の脚本を書いていて、その脚本が面白かったから、「じゃあ、やってみようか」という話になった。
ところが、首藤氏は、それまで「はじめて物語」のような15分番組の脚本しか書いたことがなかったため、経験不足であり、逆に30分ものを書くとやたらと長くなってしまう。
そこいらを筒井氏が補いながらやっていったそうだ。

佐藤会長は、ゴーショーグンに関しては、酒井氏が入らなかったからよかったのでは、という。

首藤氏は、一度何かにハマるとなかなか抜け出さない方だったそうだ。
ゴーショーグンのエピソードの一つとして、ゴーショーグンは、アフレコに画がついていなかったそうだ。
そのため、首藤氏がその場で脚本家の判断で台詞を変えていた他、普通の脚本家なら付き合わないような、ダビング作業にまで首藤氏は付き合っていたという。

そんな首藤氏に、佐藤会長は今でも感謝しているとのことだった。

18.ゴーショーグンのクラシック
ゴーショーグンと言えば、ロボットのアクションシーンでクラシックが流れることでも有名だが、この発案は、佐藤会長と首藤氏、他、何人かの人間(聞き取りきれなかった)でアイデアを出し合い、同時に「著作権に触れないものをということで、選ばれた。

19.佐藤会長のお仕事
葦プロの作風は、佐藤会長の独断。
それが、斬新でよかったのではと会長自身が述懐していた。

玩具メーカーやスポンサーは、かなりのことを言ってくるが、文芸担当や演出担当には、そうしたスポンサーの要求していることは言えない。なので、そうした部分での落としどころを見つけること、交渉役が自分自身の仕事だと、肝に銘じてやっていたそうだ。

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