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2015年05月25日22:54

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「ひっそり祭SP〜バルディオス毒舌トーク〜」の内容まとめ・その1

ひっそり祭SP〜バルディオス毒舌トーク〜

2015年5月10日

会場 ハイライフプラザいたばし Aホール

出演者(文書中・一部敬称略)
佐藤元氏(以下、元先生)
志条ユキマサ氏(以下、志条氏)
佐藤俊彦氏(以下、佐藤会長)
酒井あきよし氏(以下、酒井氏)

1.バルディオスの企画から誕生までの流れ
佐藤会長「覚えていることと、覚えていないことがある」
元々、佐藤会長が営業で働いていた際に、野村トーイの方と話す機会があり、そこで「ロボットものがやりたい」という話が持ち上がって、佐藤会長から酒井氏に話が振られる。

酒井氏が当初考えたタイトルが「ビッグバン」。
酒井氏が、佐藤会長からこの話を持ちかけられた際に、たまたま読んでいた本の中にこの記述があったため、現象としてのビッグバンをモチーフにして、プロジェクトチーム的なものが酒井氏が中心となってできあがり、話が作られていった。

この頃のロボットものは、単純な勧善懲悪だったので、それ以外のもの、人間ドラマメインでやっていこう、という話になった。

2.「ビッグバン」が「バルディオス」になった課程
佐藤会長「覚えていない」
キャラクターや、全体のストーリーは、酒井氏が、細部を佐藤会長に相談しながら考えた。
主人公の名前「マリン」は、監督の広川和之氏の発案。

キャラクターに関しては、広川和之氏にも相談していた。
広川氏は「恋愛をやるならキャラクター作りはちゃんとしよう」と言った。

3.バルディオスの最終テロップにある「第一企画」とは?
三菱をメインで担当していた広告代理店。

4.バルディオスという名前について
どうしてバルディオスになったかかについては「わからない」。
後付けめいてはいるが、「バッ」っていう言葉に爆ぜた感じ、はじけた感じがあるから入れておいた方がいい。
もっとも、玩具ものにかんしては「ン」がつくと当たる、というジンクスがあって、それに当てはめるとバルディオスは「ン」がついていないからダメ。事実打ち切りだったし。



5.バルディオスのメカデザインについて
まず、前段階として、佐藤会長はマシーンブラスターを製作していた時に、当時は、まだタツノコプロで美術を担当していた大河原邦男氏に「こういうロボットを作りたい」とデザインを依頼。大河原氏は一晩で佐藤氏の言うようなものを描いてきた。
その仕事の速さに佐藤氏は驚き、バルディオスでもやってもらおうと当初は考えていたが、大河原氏がたまたま当時ガンダムにかかりきりだったことや、やはりお金がかかってしまうために、佐藤会長曰く「メカが好きだから」という理由で元先生に「とりあえずやってみろ」と言った。


佐藤会長「元ちゃんに任せたらいいのができちゃった。儲けものですよ」

なお、この発言の周囲に関しては、元先生のサイトの
http://riorio.chu.jp/ANIME/trivia.html
この記事も参照されたし。


6.バルディオスのデザイン、あるいはギミック設計の流れ
佐藤社長が元先生に渡すバルディオスのメモはイメージでしか書かれていなかった
「それぞれが変形して合体してまた変形して」という程度

元先生は葦プロの社長室でマッチ棒を使ってずっとギミックのアイデアを練っていた。だからバルディオスの機構は「マッチ棒でできるもの。ただし、手は適当」とのこと。

バルディオスに関しては、ロボットアニメでよくやられているように玩具屋からのギミックデザインみたいなのも来なかった。だから、元氏がデザインしたものを野村トーイに持ち込んで、野村の側から「素材の厚さは何ミリメートルだからこのギミックは使えない」」というようなダメ出しを受けていた。

そして、プラモデルに関しては胸のマークを流用することで予算を押さえよう、という話が持ち上がってくるのだった。

まとめ
Q.バルディオスをプラモデルにするに当たって、ガンダムの金型を流用したというのは本当か?
A.違う。「何がしかのプラモデルの金型が、バルディオスの胸に流用された」というだけ。そのナニが何かは不明。
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