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2015年05月12日08:49

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バスから見たハバナの自然風景

バスから見たハバナの自然風景




 地平線まで同じ景色がつながっていると、かつて見た2007年のケニヤを

 思い出す。長い間バスに乗っても、窓から見る自然はほとんど変わらない。

 隣と隔てるための高い塀と金網、それが無い。

 無から金を生み出す、これから平野に繰り広げられるだろう「広告の山」。

 その風景に慣らされてきた私たちにとって、見たことのない風景。






 キューバにやってきて、2007年のケニヤよりさらに古い原風景を眺めた。

 広告が見られない。

 建物に色がない、鮮やかに彩られていない。

 水や電気の獲りあい。自然を加工するため、奪い合いをすることもない。

 500ccの飲み水、50リットルのタンク、100リットル・タンクと

 「貯めておく水」「資源の水」を増やし貯めておくこともない。

 古くから水は、人間が生まれたときの禍の種だった。

 その水が、人の欲望を駆り立てていく。





 市井にあふれているadvertizingは、人の心をかき乱した。

 常に欲望を、人々に植えつけた。

 小さな建物、倉庫のようなたたずまい。

 それでも貧富の差はないと思い込みたい。

 地域では、しあわせに暮らしていると信じたい。

 新聞やテレビ情報は、みんなに行き渡っているだろうか。





 その流れが、一斉に変わるかもしれない。

 アメリカとの国交が始まっていく。

 最後の見納めだろうか、変わってほしくない” 自然の風景 ” 。
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