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2015年05月09日05:47

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コミュニケーションがうまく働かない

コミュニケーションがうまく働かない




   昨今の社会現象なのか、ひとと人の疎通がうまく行かない
   
   という風潮がみられるようです。

   諍いがあらゆるところで、起こっているように感じます。

   それも皮肉なことにスマフォンが普及してから、政治が右翼へ傾いてからだと。

   この5月の旅景色として、経験してきたことを話します。





   成田から東京への帰り道、人身事故にゴールデンウィークの終わりと

   混み具合がひどくなってきた頃です。

   京成からJRへ乗り換えのため、改札で鉄道員が乗客に説明しています。

   説明を受け改札機に対応している客に、鉄道員はいら立ちました。

   「あなたは、日本人じゃないんですか?」





   このやり取りを見ていて、まったく同じ状況を海外で経験したのです。

   バスのガイドが、要領を事前に説明、工場の見学をします。

   工場の入り口で、観客に順番通り待たせます。その間、バッグを抱えた乗客、

   カバンを持った私に声をかけた保安要員がいました。

   




   鞄に、金とパスポートがあります。バスの中においておくとバッグを

   保安要員に預ける方法があるかと思います。

   どちらかというと、バスの中においておけばよかった。

   工場の中にバッグを持ってはいれない。

   あの、スーパーの商品を買うため、店にバッグを持って入れないケース。

   「客を信頼できない、経営者」の一般的な感情として理解できます。

   「人みれば、泥棒と思え」その泥棒に売ろうとしているのです。







    さらに工場の見学に、カメラの持ち込みが許されなかった。

    見学者と経営者とのコミュニケーションが、スムーズにいっていない。

    工場内の説明がされてないようです、外国語なので私にはわからない。

    見学者の知りたいことと、経営者の伝えたいこと。

    商品を売りたいのが叶えられない、のは明らかです。

    見学者を金を抱えた、ただの豚だと考えているしかない。






    工場見学は、働く者にとって志気を挙げる絶好の機会なのですが、

    その反対、見る者が次々工場に入場することで、「やむなく」

    働いていて居るかのように見えました。

    「わざ」という風には、見えません。

     作業場のデスクにある、安全網のない扇風機が個々の

    作業員の顔に向けて、風を送っていました。






    その見学者が大型バスに乗って、入場してくるのです。

    出口付近のコーナーで、商品の販売をやっていますが、買う気のない
 
    私が入ってみても、混雑してない空間です。

    経営者の意思が「働いていない・伝わっていない」状況を説明したつもりですが、

    バスガイドの行動に戻って、考えてみたいのです。





    保守要員に忠告され、その翻訳を受けカバンからパスポート類をだして、

    入場の順番を待ちました。手荷物だと・・・・目で見える範囲の持ち物

    だと可能ということ。つまり、工場で作られている商品の

    盗難予防しか考えていないわけです。

    この見学システムは長い期間、同じやり方で行なわれているのでしょう。




    ガイドはこの間の流れを、観光客に説明をしたかもしれない。

    しかし現実に、私だけでなく、他の観客も理解していなかった。

    どんな形であれ、言葉などで伝える役割を担わっておりながら、

    最終的に観客はわかっていなかった。

    何の仕事もしていなかった、と判断されても仕方がない。

    これはガイドとして、言語の問題だけにならないと思う。

    「伝える能力」がないということと、伝えようとする意思が働いていない。






    乗客が自分のバッグをバスから、持ち出すのを確認すれば、バッグを預けて

    時間をつぶすようなことにはならない。商品を売る方も、買う方見学者も

    有効な時を過ごすことができるのです。それを工場の保安要員に告げられて

    対応に走るガイド。

    ここに仕事の内容と、自分の働く役割についての「かれらの考え方」を想像させます。





     観客に行動の良し悪しを伝えることができない、ガイドたちの説明は、

     たとえ外国語を理解したとしても、話された中身を理解するのは難しい。

     工場見学や遺跡の紹介でも、パンフなど説明書きの紙は一枚も渡されなかった。

     いわゆる宣伝文句、次回も訪問してくれという、訴えがなかった。

     情報を伝えるために、紙を媒体としたやり方を長年やってこなかったのかも。




     コミュニケーションがうまく行かない。

     ガイドの行動でつながるのが、順番を待つ待機時間の連続。

     乗客がひとりでも違う反応をすれば、ガイドがその対応に負われ、

     見学時間が限られることになる。

advertising 広告の意義は、間違いなく消費者に伝えられるという法則。

     それがうまく機能しなくなると、企業の崩壊しかない。

     真実が市井に行き渡らない社会は、もうどうでもいい暮らししかない。

     企業のコストは、無限大に肥大化される。

     まさに○○○村である。





     その前に、買う消費者と売る企業の間で、時間のつぶし合いがある。

     生きていける人生に限りがあり、働ける期間に定めがある。
 
     企業が儲けるタイミングは、一瞬でしかない。

     商品を売るための納期は、常に厳しい。決算は立ち止まらない。

     一年間で働ける時間にも、限界がある。

     コミュニケーションが途絶えるなら、商品が流れなくなる。

     そのことの説明を消費者に伝えようとしない、現代の社会である。

     その説明をするための「コスト」を、いったいだれが負担するのか。






     前段の「京成」の話に戻る。

     自動改札機、近くできるという自動運転「自動車」。

     改札機をソフト化した企業が、絶えず機械の傍で

     鉄道員が説明しなければ、乗り換えができない。

     システムとは、いったい何なのか。

     乗客に「あなたは日本人でしょう」と言わせた、この社会

     あなたはこのまま続くと思いますか。

     傲慢でしかない、社員の動き。

     仕事のガラパゴス化、海外の労働力を取り込もうとする、

     あるいは観光都市でやっていこうという国。

     このままこの国が、やっていけると誰が思いますか?
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