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2015年05月04日22:57

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北へ還れ!

GW休みは3〜6日。かみさんは7日まで休みなし。


・リトルトウキョー殺人課
若き日のドルフ・ラングレンとブランドン・リーという何気に豪華なW主演のバディ・ポリスムービー。
パワフルなラングレンと、親父譲りのキレを持つブランドンのアクションや、日本人悪役の定番であるケリー・ヒロユキ・タガワの怪演が堪能できる…というのは置いといて、最大の特徴はどうかしている日本描写の数々。「キル・ビル」や最近では「パシフィック・リム」などの「何か勘違いしたNIPPON」像が大好きなんですが、それをマジボケでやるとこんなんなります(上画像参照)。
「日本育ちで日本文化に精通している」ラングレン演じるケナー警部のド下手な日本語(ロサンゼルスノーケーサツカンオーフタリモコロスノハイクナイ)や、「ヤクザは自分で首を捻って自殺する(ベイマックスでパロられてたね)」「セップクと言いながら喉を突く」「コタツに布団がない」「盆栽クラブ」などの国辱ネタが満載。極め付けが、ヤクザの中ボスの台詞「野郎ども!あいつら地獄行きだぞ!」→英語字幕で「HEAVY METAL SUSHI!」
ここまで日本を侮辱した映画を見たことがない。



・フルメタル・ジャケット
子供の頃に端々だけ見た記憶があったり、軍曹のネタなどでちょいちょい見ていたが、全編通してきちんと鑑賞したのは初めてかも。
完全に2部構成になっているが、やっぱり前半のほうが心躍る。新兵たちが一斉に丸坊主になるオープニングから、あの有名なハートマン軍曹の名演説、何をやっても落ちこぼれの微笑みデブが、罵倒とシゴキでどんどん目つきがおかしくなっていくのがとても怖い。見てる方としてはセリフの一つ一つが爆笑必至なのだけれど。
ハートマンは職務に忠実で、生徒想いでもあったのだろうけど、一つ歯車が狂えば悲劇につながる。
後半はひたすら戦争・戦争・戦争だが、ドキュメンタリーのように淡々と進んでいくのと、妙に陽気な音楽のせいで、苦しそうだとか、陰惨だとかいう印象は薄い。
汚くて軽妙でイカした会話劇と対照的に、映像がとてつもなく美しい。飛び立つヘリ、トラックが巻き上げる砂塵、夜戦、仲間たちの死、ラストの「ミッキーマウス・マーチ」。観客はベトナム戦争の結末を知っているので、荘厳なのに虚しさも感じてしまう。
戦うのは一兵士たち。死ぬときはあっけなく死ぬ。ヒーローはいない。誰が死ぬかわからない。
面白かったけど、まるでノンフィクションのようで、ある意味スプラッターより小さな子供にゃ見せられないね。
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