「まれ」が輪島市役所で働きはじめた。
ネームプレートが、輪島塗風だが、あれは、実際の輪島市職員と同じである。
最初の日の外観は、ちょっと立派すぎるような気がしたけど、別の建物で撮ることもないだろうから、輪島市役所だったのだろう。（wikiに掲載されている写真を掲載）
移住の話なので、実際に輪島市のホームページでどうなっているか、見てみる。
＜輪島市ホームページ＞
http://www.city.wajima.ishikawa.jp/
もっと「まれ」押しで、いろいろと盛り上げているのかと思いきや、
表面上は、全く「まれ」の文字が見当たらないではないか。
そして、さりげなく「輪島市移住定住奨励金」のバナーがあります。ドラマの中では、１０年以上前の話なので、移住の流れは今ほどではなく、奨励金の額も少なかったのだろうね。
まあ、当たり前だろうけど、一年間住んでからの支給になっている。
小豆島などは、芸術家の人たちに人気らしいし、輪島にも人が来てほしいですね。
ドラマを振り返れると、けっこう、現地ロケの場面が多くて、びっくりしている。
毎年の朝ドラをそんなにまともに観ていた方ではないけれど、でも、こんなにロケで撮っていなかったように思う。
まれの住む家にしても、中村敦夫の塗師屋にしても、外観はロケ。
家はセットにして、通路などで芝居をつけるのが定番だったと思うけど、
どちらかというと、川にかかる橋の上だったり、港だったりという場面設定が多い。
青春ドラマとしての見せ場は、そうしたロケで撮影された場面ばかりで、
前述した橋の上の犬といい、先週の港でカモメが乱舞している場面や、今週の波の荒い岩場の夕陽の場面など、実にいい。
（今週の船の上の叱咤激励は、それほどでもなかった）
去年の１０月に３週間のロケで、結構撮影していたのね。
その時点で、輪島編の脚本はすべてできていたということか。
輪島市のホームページのわかりにくいところにあった、広報誌に掲載されていた、
実は、本日、行われていたイベント。
土屋太凰と門脇麦、山��賢人が、輪島に来て、「スタジオパークスペシャルｉｎ石川」の公開録画を行っていた。
＜番組ホームページ＞
http://www4.nhk.or.jp/dosta/
放送は、５月６日（水）午後。
ドラマの中身は、先週も今週も、悪役が登場して、波乱を起こすが、結局文さん（田中裕子）が丸く収める。
実の息子夫婦を悪役のように見せることは、「うーん」と思うところもある。
特に息子の嫁さんの描き方は、昼間からアルコール缶と化粧品を目の前に置いているのでは、完全にワルとして描いているわけで。
息子の嫁さんを演じていたのは、中村優子。
日清「麺職人」のＣＭで、マダム役をしている人である。
「ジヌよさらば〜かむろば村へ〜」を観ていたら、中村優子が一筋縄ではいかない、不思議な旅館おかみを演じていて、大変印象にのこった。
松尾スズキの脚本・監督。劇団大人計画を主宰、宮藤官九郎の師匠。
主演は松田龍平だが、阿部サダヲ他、大人計画の人が出てきて、東北が舞台なので、
「あまちゃん」のイメージを引きづるかと思いきや、
山の中の村の話で、そういった要素とは全く別の視点で、限界集落で生きることを描いている。
表だって言及はしていないが、移住行政の話でもある。
松尾スズキ自体は、足をひきずった悪役で登場するが、「三谷幸喜」ネタで笑わかすなど、なんとなく憎めない。
けっこうエロい場面があって、中村優子のくだりはなくてもいいぐらいなのだが、敢えて描いているところが松尾スズキのこだわりだろうし、松たか子がけっこう、むっちりしているところを見せていていい。
再放送の「あまちゃん」を観て、やっぱり傑作だと、しみじみ思う。
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