エッセーは作家当人の観点と視点をそのまま表現した物です、だから一見簡単そうに見えますが実際にはオリジナリティとセンスが強要求されると。
要は「この人」だからこそが不可欠と。
因みにオリジナル作品の作家にエッセー物をやらせるのは阿呆な編集者やデレクターでしか有りません、まあ作家を使い捨てと最初から考えているならばともかくですがね、先ずオリジナルは描けなく成りますから。
ですが今回の1作は、このままエッセーで突き進んで欲しいと思う作家です。
荒呼吸 1〜5全巻 筆者:松本英子 発行:講談社
最初に松本作品を観たのはグリーン車の座席に有った広報紙から、国内旅行のレポでしたが独特の絵柄とセンスだったのです。
その内に作品に後日遭遇するのですが、独特な視点は当人の繊細性からの物だと、レポとして遭遇するスイッチが異なる発見、真似しようったって不可能な領域なのですね。
ですから1巻はスピリチアルな話も出て来ますがソレが本筋では有ません、全館読んで腹に落ちる納得感がある作品です。
ログインしてコメントを確認・投稿する