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2015年03月21日10:24

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沖先生:心の活用力


沖ヨガの創始者(故沖正弘先生)の著書「ヨガの喜び」(光文社)より。

心の活用力を高める
◆ 活用能力とは、敵をも味方にする力のことだ。あれはだめ、悪い、害だ、などの否定的な言葉を言う前に、相手をどうしたら救えるか、高められるかを考えるべきだ。

◆ 相手に何度そむかれても、最後まで愛することだ。自分が腹を立てたら、自分の負けになる。

◆ 活用能力のことを、「愛」という。
嫌いな友達ともつき合い、病気にかかっても感謝する。そして友達を好きになる方法、病気を活かす方法を考える。これは「祈る」ということでもある。

◆ たとえいやでも、とにかくやろうとするところから強い心、しなやかな心は生まれてくる。

◆ 世の中に起こる現象は、自分の意志とは関係なく起こっている。自然のバランスにとって必要なものだけ起こり、不必要なものはひとつも起こらない。雨が降る必要があるから雨が降り、どこかでがけ崩れの必要があるから崩れるのだ。
人間は、それを自分の都合で、天災だとか、地震だとか騒ぐが、地球的な視野から見れば、必要なことだけが起きているにすぎない。
だから、人間のすべき仕事は、世の中に起こったことすべてを、価値あるものとして活用することである。すべてをよい方向に活用する。これが宗教でもあるのだ。

◆ 人間は「生活者」であると言われる。これは、自分の「生」を「活」かし、自分のため、人のために価値を高める、という意味だ。何もしなければ、動物と同じ「生存者」、ただ生きて存(あ)るだけの生物になってしまう。
◆ すべてに価値を発見し、「ありがたい」と感じることが宗教心である。愛(活用能力)ほど強い力はない。それは自他を同時に活かすことができるからだ。

◆ 自分のためだけに生きてはいけない。自分の中にうずもれている「愛」に気づかず、それを活かさず死んではならない。

すべてを肯定する心をもつ
◆ 肯定心とは、事実をありのまま受けとるということで、これを「拝む」という。雨が降ったら、ただ感謝すればいい。そしてそれを活用するのだ。

◆ ヨガは人間をせまい善人ではなく、広く深い善人にする教えである。





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