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2015年03月21日12:02

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トラインの「恐れれば恐れることが現実になる」


以下、R.W.トラインの翻訳書、吉田利子「人生の扉をひらく・万能の鍵」、谷口雅春「幸福はあなたの手で」より要約。

恐怖と信仰の欠乏は互いに手を携えてやってくる。人がどれほど恐怖を抱いているかを教えてくれたら、その人がどれほど信念に欠けているかをあててみせよう。恐怖はとても高くつく客であるし、心配、取越し苦労も同じことだ。こんなに高くつく客をもてなすことは、到底できないことだ。

私たちは恐れるものを招き寄せる。心が変われば望む影響や状態を引き寄せることができる。恐怖によって支配された心は、恐れていることが入ってくるように扉を開け、恐れていたことを現実にする。

ある日、東洋の巡礼者が道で厄病神に出会い、「どこへ行くのかね?」と聞いた。「バグダッドへ行って5千人ばかり人を殺してくるのだ」と厄病神は答えた。

数日後、巡礼は戻ってくる厄病神に会った。「あんたはバグダッドへ行って五千人を殺すと言っていたが、実際は五万人を殺したではないか」と巡礼は言った。

「いや、そうじゃない」と厄病神は答えた。「おれが殺したのは、あのとき言ったとおり5千人だけだ。残りは恐怖で死んだのだ」・・・・・。

恐怖は全身の筋肉を麻痺させる。恐怖は血液の循環のみならず、全身の正常な生命力を衰えさせ全身の組織を硬化させる。恐怖は身体をこわばらせ、麻痺させ、身動きできなくさせる。

私たちは恐れるものを自分に引き寄せるだけではなく、恐れていることを他の人にも引き寄せることに協力することになる。影響を受ける人の感受性や考えの強さの度合いに応じて影響を与えることになる。

子ども、とくに幼い子どもは、ふつう大人より周囲の影響に敏感である。だから子育てする人たちは、子どもの精神状態に注意を払わなくてはいけないし、とくに子どもがおなかにいるお母さんは気をつけなくてはいけない。

妊娠中はすべての考え、すべての精神状態や感情が直接に子どもに影響する。また子どもが小さくても大きくても、子どもを恐怖で包まないように気をつけなくてはいけない。自分ではその気がなくても、心配のあまり、また過保護のあまり、そのようにしてしまうことがとても多い。心配症や過保護は育児放棄と同じように有害だ。



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