[3669]
12月22日月曜日は、クルマで剣淵→士別→下川→名寄→幌加内を回る日帰り出張だった。
折しもこの日の道北地方は吹雪で、クルマで走るのは躊躇するくらい降っていたのだが、年内の平日はこの日以外は旭川にいなければならない用事が入っており日程を変更することができない。
取り辞めるか無理して出発するかしかなく、とりあえず仕事の支度をして旭川をクルマで出発してみた。
通行止にはなっていなかったものの、吹雪いており視界が効かず、交通量の多い国道40号ですら写真のような状況で、ヘッドランプを点灯して、さらに追突されないようにハザードランプも点滅させながらかろうじて見える前のクルマについて行くしかないような状況だった。
そんな状態でスピードなど出せるわけもなく、3ー40km/hくらいで手探り状態で流れているから時間が掛かり、最初の訪問先の剣淵でお昼になってしまった。
次の訪問先の士別の方がマチだから、昼飯は士別に行ってしまってから食べることにした。
士別と言えば感動的においしいサフォーク種の羊肉のメニューがあるドライブイン「てしお」だが、4月に旭川勤務になってから何度も前を通り掛かっているが、夜の営業は休止しており、ランチ営業しかやらなくなっているから今回がチャンスである。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1659563890&owner_id=18367645
ところが、お店に行ってみたら猛吹雪だからか営業していなかった。
ほかの店も営業している店がほとんどなく、かと言って道路を除雪した雪が高く積み上がってただでさえ見通しが悪い上に吹雪で全然視界が効かない士別の街中をクルマで営業している飲食店を探すのは困難で、今通ってきた国道沿いでやってそうな店はあったから、この際どこでもいい。
除雪も入っておらず30cmは積もったドライブイン「てしお」の駐車場で4駆にシフトしてUターンして、国道をちょっと戻ると、「むらやま」というラーメン屋は駐車場もしっかり除雪してあり、少し前に走ってきて停めたと思われる雪が積もっていないクルマも1台停まっており、のれんも出ていたから間違いなく営業している。
あまりラーメンを食べたい気分でもなかったが、ほかにやっている店を探すのも大変だから、温かいものが食べられればいいやとクルマを停めた。
メニューを見ると定食とかチャーハンなどはなくラーメンしかなかったので、しょうがないから「塩ラーメン(650円)」を注文。
限りなく透き通ったスープの、見た感じはあっさり系と思われる塩ラーメンだな。
溶けたラードが表面を覆い尽くした旭川系ラーメンとは明らかに異なる。
まずはスープを飲んでみる。
釧路みたいなあっさりかつおダシかと思ったらもうちょっとこってりした感じの鶏ガラベースのスープだ。
麺は旭川周辺によくあるタイプのモチモチ感はない細めの麺で、するすると食べられスープによく合っている。
ほんの少しだけ入れられた白ゴマの風味がいいアクセントになっており、結局スープまで全つゆで完食。
吹雪で開いている店がほとんどない田舎町の士別で温かいまとまなラーメンが食べられて助かったな。
ログインしてコメントを確認・投稿する