「おもうひと」はとても美しかった。
写真で見ていたけれど、実際はもっとずっときれい。
顔立ちはもちろん、その質感や模様も美しい。
mukoさんが、「おもうひと」に触らせてくださった。
―― わわぅ!
それから、持ち上げてごらん、って。
ドキドキしながら、抱きかかえてみる
――・・・・・!
想像したよりもずっと軽い。
そして、しっとりあたたかい。
「おもうひと」は、乾漆造 . . . つまり奈良の鑑真和上坐像や阿修羅像とほぼ同じ製法でできている。
麻布を漆で幾重にも塗り重ねたり、漆と木粉を練り合わせたものを盛り上げて像を形成する工法だ。
ぬくもりが感じられるのは、だからかな。
もしも漆と麻だと知らなかったら、
きっとテラコッタか木だと思う。
それとも木化石(珪化木)かなにか . . . 。
えも言われぬやさしい感触が、両手に残っている。
mukoさん、「おもうひと」を持たせてくださってありがとう。
RIE-CYANさん、mukoさんと会わせてくださってありがとう。
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