面接官やってみる

今日の午前中に、面接を受けに女の子が一人来た。
私は今回もばっくれてしまうのではないかと
期待していたのだけれどそれは叶わなかった。

彼女は21歳で高校を卒業してから、美大に入ったのだが
人間関係で頓挫して中退し今のところ警備員やホテルの配膳などを
していたのだという。
聞くとフォトショップや写真の撮影の勉強をしているらしかった。
要するにわりと私みたいにクリエイター志望に近い感じの人。
履歴書にはなんと一行しか紹介文がなくて
ちょっとびっくり。

思わず私は自分の強みがあるかとか
パソコンが具体的にどれだけできるとか
聞いてしまったよ。普通の企業ならこの履歴書は
アウトである。

が、彼女の返答というのが
頑張ります、これからやりますという
ものだった。自分でこれだけできますというアピールじゃないんだよなぁ。
やるって言ってる割には全然やってないじゃんというのが
率直な感想なんだけれど、その返答もへぇ、とかはぁとか
どこかずれていて、この人はクリエイターに最低限必要な
客観的に考えるということができないっぽい人だった。

いろいろどんな本絵を読むのかとか
映画はどんなの好きなのかとか聞いて
(見てるもので大体人の性格が読めるよね)
面接は終わった。

私はダメだと思ったのだが、パソコンがいじれるなら大丈夫だろうということで
一行しか履歴書を書いてこなかった彼女は採用されることとなった。

でもなうーん。