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2014年04月25日02:09

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旅館でめちゃくちゃ美味しい料理を食べる

オバマ大統領と安倍首相が銀座の高級寿司店で会食したそうだ。
でもどうせなら回転寿司のほうが盛り上がると思うけど。

オバマ「ぼく、プリンいっちゃおうかな〜」

安倍「お前は子供か!」

という感じで。


そこで飛騨川遡行の続きだ。

4月19日午後4時30分、旅館「三枡屋」へチェックインした。
清潔な感じの一軒宿だった。
愛想が良くて、きれいで上品な女将さんが迎えてくれた。
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部屋に通される。
到着に合わせてストーブを入れてくれていた。
窓の外には桜が咲き、そのむこうには飛騨の山々が見える。
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今日の宿泊客は私たちだけだ。
のんびり静かに過ごせる。

食事の時間になった。
一階のリビングにある瀟洒なテーブルに座る。
一皿ずつ女将さんが料理を運んできた。

まずは食前酒で、自家製の梅酒。
3年もののビンテージだ。

春らしくゼンマイのおひたし。
久々野では少し早いので、小坂町で採れたもの。
鰹節と醤油であっさりとした味付けだ。

飛騨川・久々野で釣った鮎の塩焼き。
「泳いでいる姿に焼いてみました」なんて、女将さんは言っていた。
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名前は忘れたけど、飛騨川の河原で採れた山菜の天プラ。
その両サイドに富山のホタルイカの酢の物と天プラ。
久々野は富山まで近いので海の幸もたくさん入ってくる。
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そして感動したのが、ホタルイカとオリナのパスタ。
オリナというのは久々野の地野菜だそうだ。
ほうれん草と小松菜の中間のような味。
そのオリナとホタルイカをオリーブオイルで炒めてパスタに乗せている。
素材の組み合わせも珍しいけど、ひとくち食べてみると凄く美味しい。
ホタルイカ、オリナがアルデンテのパスタと絶妙に絡み合う。
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最後にメインは、やはり飛騨牛ステーキ。
脂の乗った霜降り肉だ。
外側はこんがりと焼かれ、内側はジューシーに肉汁が詰まっている。
塩とワサビで、あっさりとした味付けだけど濃厚な旨味がある。
ダメなステーキハウスよりも、ずっと美味しい。
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あとそれから味噌汁とご飯と漬物。
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お腹いっぱいになった。



翌日の朝食になった。

メインは高山名物の朴葉味噌焼きだった。
あとオリナのおひたしと玉子焼きと、名前は忘れたけど富山の魚の干物。
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それにしても朴葉味噌というのは上品で風格のある料理だ。
古都高山にふさわしい。
同じ味噌でも、名古屋の味噌カツとか味噌煮込みのような下世話でB級な料理とは格が違うような気がする。




三枡屋旅館は異常なまでに料理が美味しい宿だった。
これで一泊二食で7500円だ。
ビールをたくさん頼んだから8000円超えたけど、とにかく安い。

女将さんも、旅館などより本格的な料理屋をやればいいのに。


4月20日(日)

旅館を出発して飛騨川遡行の続きだ。
建物を出ると、女将さんが一生懸命に上の方を向いてキョロキョロしている。
牛臥山のカモシカが、この時間になると旅館の近くまで降りてくるそうだ。
ぜひお客さんたちに見せてあげたいから見張っていたのだという。

「昨日、山の上で見ましたよ。可愛かったです」
と言うと、女将さんは嬉しそうに微笑んだ。

「また来てください」
という言葉をあとに、わたしたちは飛騨川に歩いていった。


(続く)
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