mixiユーザー(id:614168)

2014年04月06日22:21

453 view

庭先に墓がある田舎とシマウマのチンコと電波オヤジの旅

3月30日(日)

天気予報どおり、激しい雨が降っている。
そのつもりで来たから雨具の用意はしてある。
でもやっぱり面倒くさい。

午前8時、料理民宿「あまの」を出発する。
傘をさして国道を歩く。
フォト

ちょっと寄り道して、萩原の街を散策することにした。
駅前商店街は寂れていた。
まあこれが日本全国の地方の普通の姿だろう。
珍しかったのは、商店街の真ん中に城跡があること。
諏訪城という史跡だ。
ここを整備して売りだせば、少しは観光客も来るだろうに。
フォト
フォト

飛騨川大橋に来た。
橋の手前にシマウマさんがいる。
フォト


いつもここを車で通るたびに、どうしてこんなのが建っているのか不思議だった。
近くでじっくり見ても、よくわからない。
そのかわり、シマウマさんが立派な一物を持っていることを発見した。
フォト


橋を渡って、国道と反対側の右岸を歩く。
堤防沿いに歩道がある。
雨の中だけど、のんびりと歩いて行く。
フォト

しだいに道が細くなってきた。
工場や民家の裏手を、こっそり歩いて行くことになる。
フォト

屠殺場があった。
川沿いに「畜霊碑」というのがあった。
動物の慰霊碑だ。
フォト

ますます歩道は細くなる。
適当に民家の横をすり抜けて県道に出た。
浅水(あさんづ)という街だった。
昔は材木の運搬で栄えたところのようだ。
国道が対岸にできて、忘れ去られたように静かな佇まいを見せている。
フォト

それにしても、雨が激しい。
どこかで雨宿りしたい。
そう思って歩いていたら、ちょうど公園があった。
下り川公園というところ。
お寺があって、東屋があった。
昨日買ってきた酒と肴で、ささやかな宴会をする。
フォト

公園を過ぎて、四美という集落に来た。
静かな田舎だ。
ここを歩いていて驚いたことがある。
それぞれの家に、お墓があるのだ。

ガレージの横とか、玄関前の庭先とか、敷地のすぐ隣にあったりもする。
自宅にお墓があれば、墓参りとか行かなくてもいいから便利だろうなあ。
でもなんか変だ。
フォト

フォト

フォト

フォト

フォト

フォト


帰って調べてみたら、こういうのを屋敷墓という。
屋敷墓に最初に注目したのが柳田国男だけど、どうもその後本格的な研究は行われていないらしい。
もともと日本全国に点在しているようだけど。
内墓といって、死体は共同墓地に埋めて、庭先にお参り用の墓を作ることもあるらしい。
仏壇の代わりだ。
でも四美地区のは「納骨塔」と刻んであるので、お骨が入っているのだろう。
この地区には墓地も見当たらなかったし。
珍しいから観光で売りだせばいいのに。
墓石の姿のゆるキャラとか作ればウケるんじゃないだろうか。

四美地区を過ぎて、また細い県道を歩く。
「すべるぞ」などと、上から目線の看板がステキだ。
フォト

小坂町が近づいてきた。
小さな集落の一軒に、やはりステキな落書きが書いてあった。
フォト


電波オヤジが住んでいるのだろう。
「ネット検索を」と書いてあったから、その場で検索してみた。

「MKウルトラ計画〜アメリカ中央情報局(CIA)科学技術本部が極秘裏に実施していた洗脳実験のコードネーム」
だそうだ。

ちなみに、この家の裏手にも屋敷墓があった。


小坂町の街に入った。
雨は激しく降り続いている。
小さな街だから、適当に歩いて行くと「飛騨小坂駅」に着いた。
ちょうど12時だ。
天気が悪いので、本日はここまでにする。
フォト
フォト

駅前で、どこかお昼ごはんを食べようと思った。
でも食堂も喫茶店もない。
高山線の特急停車駅だというのに、この寂れかたは尋常じゃない。
仕方がないから駅の待合室で、昨日買ったお菓子を食べながら列車が来るのを待った。



12時50分の特急ひだに乗り、飛騨金山駅に戻り、道の駅美濃白川の温泉に入って帰る。
それにしても岐阜県というのは奥が深い。
長野県より味わい深いような気がする。
次回が楽しみだ。
5 10

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する