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2014年03月10日02:09

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佐村河内さんの本を読んだら面白かった

ドタバタ劇場と化した佐村河内氏謝罪会見 いまだ残る「聞こえないの?」の声
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=2794150

この人が書いた本を古本屋から取り寄せて読んだ。
「交響曲第1番・闇の中の小さな光」という自叙伝だ。
子供のころから厳しいピアノのレッスンを受け、音楽の道に進むが、全聾になり、それでも精進して交響曲を作曲する。
感動的なお話だ。

文庫本の42ページで登山のお話が出てくる。
小学生のときに、アウトドアな伯父さんに連れられて登山をした。

「さあ守くん、立ちんさい。どんなにゆっくりでもええんやけぇー、登り切ることが大事なんよ」
‥‥‥

ここのところは作り話だと思う。
具体的な山の名前が出てこない。
登山慣れしたはずの伯父さんが、山の初心者のようなことばかり言っている。
教訓めいたことばかりで、登頂の喜びのようなものが何も書かれていない。

それから226ページ。

音楽は山に似ています。
クラシック音楽の作曲家はプロの登山家にたとえられるかもしれません。
‥‥‥

というくだりがある。
これがかなり強引な例えで、どう考えてもこの人は山登りの経験が殆どないようだ。

彼が嘘つきだということを、知っていて読んだからかもしれない。
でも山登りが好きな人だったら、絶対にこの2箇所は変だと感じるはず。


それにしても今回の事件は面白かった。
世の中はたくさんの虚構で成り立っているということを、みんなに分からせてくれた。

たとえば、頭の悪そうなジイサンとオヤジのことを、天皇陛下とか皇太子殿下とか呼んで敬っているのは、これもみんなが薄々気がついている虚構だ。






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