やっぱり死刑は廃止すべきだけど。。。

死刑廃止検討を 日弁連が要請
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1930684&media_id=4

2月24日、死刑問題について日記に書いたら、コメントやメッセージをたくさんもらった。
賛成意見は嬉しかったし、反対意見は勉強になった。
ご意見いただいた皆さん、ありがとうございます。

おかげで少し考え方が変わった。
それを書いて終わりにする。

わたしはいままで、とにかく死刑を廃止するべきと考えていた。
もちろん被害者や遺族の救済も大切だけど、それは別の問題だと。

でもどうもそうじゃないような気がしてきた。
被害者を守ってこそ、死刑の廃止につながるんじゃないかと。
被害者の人権を守れない社会では、加害者の人権も無視されるのはしかたがない。

凶悪犯罪の被害者の救済は、たしかに十分じゃない。
たとえばメンタルケアなどは無料にすべきだし、経済的救済が交通事故の場合より少ないというのはおかしい。
加害者を匿名にしながら、被害者を実名にするのも矛盾している。
それから被害者遺族が加害者に接見できるようにしたほうがいい。
遺族は一度ぐらい加害者を罵倒する権利くらいあるはずだ。

被害者遺族が尊厳を持って生きていくことができるようになれば、凶悪犯罪者への風当たりも和らぐんじゃないだろうか。

もっとも現実は厳しい。
「全国犯罪被害者の会」は厳罰化と死刑の積極的適用を求めている。
わたしは被害者には同情するけど、会のこの方針にだけは、どうしても賛同できない。