愛岐トンネル群・秋の公開があったので行ってきた。
ここは旧・中央線の一部。
愛知県春日井市から岐阜県多治見市までの区間。
険しい渓谷に14のトンネルを掘った。
1900年のことだ。
単線で蒸気機関車のサイズだった。
1966年、複線用の新しいトンネルができた。
旧路線は廃線になり、40年以上忘れられていた。
5年ぐらい前に再発見され、保存活動が始まった。
明治時代の煉瓦トンネルが完全な形で13個も残っていた。
すぐに近代化産業遺産に指定された。
整備が進めば重要文化財に指定されてもおかしくない。
ふだんは立入禁止だけど、期間限定で一般公開している。
公開区間は3号トンネルから6号トンネルまでの4つ。
1.6kmの道を歩いて、また戻ってくる。
午前10時、中央線・定光寺駅に着く。
たくさんの人が集まっている。
紅葉見学を兼ねて来ている人も多いようだ。
3号トンネル
4号トンネル
5号トンネル
6号トンネル
トンネルの中は暗い。
とくに6号は333mもある。
登山用ヘッドランプを装着して歩く。
トンネルの壁が黒くなっている。
指でこすると黒くなる。
蒸気機関車の煤がついているのだ。
トンネルと次のトンネルの間は線路のあったところ。
林道のようになっている。
足元は線路に使われていた砂利石が散らばっている。
途中で広場のようになっている場所でコンサートが開かれていた。
紅葉も綺麗だった。
6号トンネルを出ると行き止まり。
愛岐ゴミ処分場への道が横断している。
このすぐ先に次の7号トンネルがあるそうだ。
トンネル群最長の607m。
現在は藪と土砂におおわれている。
はやく全てのトンネルを整備してほしい。
そしたらここはすごい観光地になると思う。
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