韓国ではCDやDVDも買った

韓国語を勉強しているけど、韓国ドラマや韓国映画は観ない。
どうも好きになれない。
理由はいろいろあるので、長くなるから書かないけど。

だけど韓国の音楽は好きだ。
韓国音楽はKPOPだけじゃなくて、ひと通りのものがある。
クラシックではチョン・ミョンフンという世界的指揮者がいる。
ジャズだとイ・ジョンシクという人がいてソニー・ロリンズのようなサックスを吹いている。
その他フリージャズもあるし、フォークソングもあるし、プログレもヘヴィメタもある。

一つずつ聴いていくと、全てに韓国テイストが感じられて素晴らしい。

わたしがその中で好きなのはトロットというジャンル。
これは日本の演歌にそっくり。
チョー・ヨンピルとかイ・ヨンジャのようなの。
とくにお勧めなのはヤン・ハヨン、イ・ウンミ、ウ・ヨニなど。
みんな女性歌手で、声域が広く透明感のある歌声の持ち主だ。

今回プサンの屋台でコピーCDをいろいろ探していた。
こういう所ではポンチャクというのがたくさん並んでいる。
トロット演歌の一種だけど、ハイテンポな２拍子で一曲ずつが長い。
伴奏はチープな電子音楽だ。
韓国では中高年の肉体労働者が聴くものとされている。

だからあまりインテリとか若い人たちには好まれない。
クラシックやジャズやKARAや少女時代などより下劣な格下の音楽ということになっている。
しかしこのポンチャクこそが韓国の土着の音楽であり、世界に誇るポップスだと思う。

屋台のおじさんに相談して、何枚かポンチャクCDやDVDを買ってきた。
最近は毎日それを聴いている。

ポンチャクの代表的歌手イ・パクサの映像がこれ。
ちょうどポンチャクの解説も日本語で流れるので理解しやすいと思う。
途中でおばさんたちが踊りまくるシーンがあるけど、実際に韓国に行けばこういう場面に遭遇することがある。