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2011年09月12日23:40

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映画「LIFE IN A DAY〜地球上のある一日の物語」を観た

やっぱりゴダールの映画は面白い。
でも「LIFE IN A DAY〜地球上のある一日の物語」というのもよかった。
昨日、今池のシネマテークで観てきた。

去年YouTubeがこんな呼びかけをした。

2010年7月24日(土)に撮影した、あなたの映像を送ってください。

世界中から80,000本、4,500時間の映像が集まった。
それを編集したのがこの映画だ。

深夜7月24日午前0時、月明かりの下で野生のゾウが水浴びしている映像からはじまる。
あとはもう世界のいろんなところで、いろんな人や動物が生きている様が映しだされる。
金婚式を祝う老夫婦。
好きな女の子に告白してフラれるまでを実況したシカゴの男の子。
世界中を自転車で旅行している韓国人は、ネパールから祖国を想う。
フランスの不良は自分がスーパーで万引きするのを撮影する。
イギリスの男子は大学を卒業して就職後、初めて実家に帰る。
日本の父子家庭の親子は、死んだお母さんの写真にお線香を上げる。
癌になった母親は、息子に自分の病気を話す。
熱帯雨林で自給自足の生活をする人もいる。
ヨーロッパの田舎でヤギのチーズを作って暮らす人もいる。
自慢のランボルギーニを見せびらかす人。
狭いボロ小屋で14人が生活している家族もいる。
アフガニスタンの青年が、平和でのどかなカブールの街を案内してくれる。
夫がアフガンへ出征している女の人は、テレビ電話での夫との会話の前に入念に化粧をする。
牛の屠殺シーン。
キリンの出産シーン。
……………

わたしが一番ドキドキした映像は。
男の人が祖母に電話をかけている。
自分がゲイで男の恋人がいることを告白しているのだ。
思わず「ガンバレ!」と応援してしまった。

ラストは7月24日が終わる午後11時58分。
アメリカ人の女の子がカメラに向かって話す。
ずっとカメラを構えていたけど、なにも起こらなかった。
つまらない日常が続く、わたしは平凡な人間だ。
なんのとりえもない。
でも、わたしは存在していたい!

これらはすべて同じ一日に撮影された。
あたりまえだけど地球上にはいろんな人が、一生懸命生きて楽しんでいるんだなあ。


それで、わたしは2010年7月24日に何をしていたか??
パキスタン遠征の練習で空木岳に登っていたんだった!
あの日、世界にはこんなことをしていた人たちがいたのか。

なんだかすごく心強くなる映画だった。

この映画はたぶん、そのうちツタヤでレンタルすると思う。
そしたら借りて観てほしい。
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