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2011年03月16日01:24

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銀行にも地震の影響が出る

橋下・大阪府知事や大村・愛知県知事が言っている。
「節電なんかしなくてもいい。普通に生活することが日本を支えることになる。」
まあたしかに、いまの非常事態的雰囲気は東日本の、とくに東京の状況に引きずられているようなところもある。

わたしは西日本で働く銀行員だ。
だから地震の影響は少ない。
だけどそれでも、少しばかり仕事に変化があった。

東北地方への手形交換や振込ができなくなったこと。

銀行協会から次々と連絡が来る。
陸前高田手形交換所や気仙沼手形交換所などが、当分の間休業だとのこと。
あたりまえだろ。
交換所の建物がなくなっているのだから。
富岡手形交換所は、福島原発の近くだ。
避難指示が出ていて手形交換どころじゃない。

もっと困るのは銀行振込が中止になった。
東北地方の金融機関へは当日のうちにお金が送金できない。
当日でなくても、そのうちに届くならいいけど。
発信規制金融機関というのも出てきた。
規制がかかった金融機関へは送金ができない。
宮古信金、石巻信金、仙北信組など。

なじみの薄いところばかり。
ふだんは名古屋から振込をする人は、ほとんどいない。
だけど親戚などが困っているからということで、送金をしようとするお客さんが来るかもしれない。
送金不能金融機関の一覧を印刷して張り紙する。
送金不能のところが、どんどん増える。
今日も追加連絡で増え続けた。
そのたびに掲示を張り替える。

被災地の人たちに比べれば、どうということのない作業だけど。

それにしても銀行の支店で、建物が行員といっしょに消失したところもある。
預金していた人たち、どうするんだろう??

それに、働いていた行員たち。
なかには支店長に叱られて
「こんな会社辞めてやる!」
なんてふてくされているところへ津波が来たという人がいるかも知れない。
無念だろうなあ。

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