まさか?!
・・・驚きと感動の瞬間だった。
従妹(いとこ)の浩子さんは、番地と遠い記憶を頼りに前を歩いていたけれど
手記によると、15年前にも家探しをやってたようだった。
この辺りには、交番があったり市場があったり、
台南駅に近いだけあって、車や人通りも多い。
ところが、ある一画だけ、時代から取り残されたような
妙に懐かしさを感じる風景が、目の前に突然現れ・・・
ここだっ!!
勘なのかDNAなのか、
父親は、きっとここに住んでいたに違いない! と、その時思った。
50cmほど、後から継ぎ足されている塀。
65年前のまま残ってるなんて・・・(驚)
立ち止まって、2、3分も話しただろうか、
向かいからおじさんが出てきたので、怒られるのかと思いきや、
大きな鍵をジャラジャラさせながら、黙って赤い扉を開けてくれた。
そして、そのおじさんは、またすぐに自分の家の中に戻っていった。
どうやら、鍵を預かって管理してるだけで、詳細はわからなさそうだ。
その後、浩子さんのお母さんが教鞭を執ったという
敬聴学校を通って、次の目的地へ移動。
日本では、聾唖(ろうあ)学校と言うのに対して、
台湾では、聴こえない人を敬うと書いて『敬聴学校』だって。
見習いたいよね。
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