mixiユーザー(id:614168)

2010年08月15日19:57

37 view

ディープ・パープルの演奏を聴いてしんみり

お盆ももうすぐ終わり。
この2日間は家でのんびり過ごした。
ちょっと買い物に行ったぐらい。

BSフジで「ディープ・パープル アット モントルー2006」というのをやっていた。
わたしはディープ・パープルの来日公演を観たことがある。
全盛期の演奏だった。
伝説の大阪フェスティバルホールのライブのようだった。

それに比べて今日の放送は、衰えが激しかった。
ボーカルのイアン・ギランは、あの特徴的な高音シャウトが出ていない。
キーを下げて歌っているけど、それでも途中で疲れたように声が途絶えたりする。
「ハイウェイスター」なんて聴いていてハラハラドキドキ。
まるで身体障害者の子が健常者の運動会に出て、それを一生懸命応援しているような気分だ。

でもいちばん物足りないのはほかにある。
リードギターのリッチー・ブラックモアがいないこと。
かわりにスティーヴ・モーズという人がやっている。
ぜんぜん違うなあ。

リッチー・ブラックモアというのは凄いギタリストだ。
ジミ・ヘンドリックスやジェフ・ベックがいくら凄いといってもペンタトニックスケールで演奏していた。
アドリブの部分をよく聞くと分かるけど「ドレミソラ」で弾いている。
ファとシがない。
こういう1オクターブを5音で演奏するのがペンタトニックスケール。

リッチー・ブラックモアは音階の12音全部を使った。
ジャズやクラシックでは珍しくないことだ。
でもロックでこれをやったギタリストはリッチーが初めて。
それ以降も12音を全部使う人は少ない。
難しいわりにノリのいい演奏ができないからだ。
わたしが知る限り、ほかに有名なロックの12音ギタリストはイングヴェイ・マルムスティーンぐらい。

ということで気の抜けたディープ・パープルを聴きながら、冷えていないビールを飲みつつ貴重なお休みは終わろうとしている。
あ〜〜、また明日から仕事かぁ涙
0 6

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する