次の大阪観光は「インスタントラーメン発明記念館」だ。
梅田から阪急宝塚線に乗り池田駅で降りる。
閑静な住宅街にある。
日清食品の創業者で世界初のインスタントラーメンを発明した安藤百福の記念館だ。
前庭には安藤百福の銅像があった。
カップヌードルの上に乗り、手にはチキンラーメンの袋を持っている。
なんだかギャグのようなモチーフだ。
しかし、これらの発明は世界的なものだ。
世界の食文化を変革した偉大な人物なのだ。
企業博物館だけあって入場無料で嬉しい。
中に入ると、歴代の日清食品の製品が壁や天井に貼りつけてある。
おなじみのカップヌードルやチキンラーメンにもデザインや色違いがあるのだ。
さらには世界各地で販売されている製品も展示してある。
インドやメキシコのカップヌードルなど、一度食べてみたいものだ。
ここのメインはマイカップヌードルファクトリーだ。
白地のカップヌードル容器を買う。
マジックペンで好きな絵を描く。
自分でハンドルを回して麺を入れる。
スープと具材を選んでトッピングする。
機械がフタをして包装してくれる。
自分だけのカップヌードルができあがる。
わたしも欲張って容器を二つ買った。
しかしなにを書けばいいのかなあ??
適当に顔面から血を流した自画像を書いた。
二階へ上がると「チキンラーメン手作り体験工房」というのがあった。
親子連れが小麦粉をこねてチキンラーメンを作っている。
わたしもやりたかったが、これは予約制のようだ。
喫食コーナーでは自動販売機がずらりと並んでいた。
地域限定や新発売のカップ麺を買って、その場で食べることができる。
東北限定の「芋煮どん兵衛」というのを買ってみた。
味の方はそれなり。
やはり芋煮をインスタントにするのは限界がある。
安藤百福がチキンラーメンを発明した作業場のジオラマがあった。
小さな掘っ立て小屋だ。
製麺機などもすべて手動式の粗末なもの。
こんなところから世界の大発明が始まったのだなあ。
わたしが笑ってしまったのはカップヌードルの歴史展示のコーナーだ。
そのなかで、カップヌードルの発売当初の宣伝戦略の紹介がある。
「銀座歩行者天国での試食販売・1日2万食を完売するほどの人気を呼びました。当時、銀座でカップヌードルを食べることが若者たちのファッションとなり、大流行しました」
いまどき銀座でカップ麺なんか食べていたら、かなり変な人だろうなあ。
インスタントラーメン発明記念館は楽しかった。
おみやげもたくさん売っていた。
よい大阪みやげを買うことができた。
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