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2009年12月28日22:44

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大阪人権博物館へ行った

大阪観光で最初に行ったところ。
大阪人権博物館へ行ってきた。
別名でリバティー大阪ともいう。

大阪環状線の芦原駅を降りる。
このあたりは被差別部落だ。
西浜地区という。
歩いていると同和地区独特の雰囲気だ。
公営住宅が立ち並ぶ。
便利な場所なのに、コンビニもファミレスもない。
名古屋にも王子地区という大きな被差別部落がある。
そことよく似ている。

そんな同和地区の真ん中に大阪人権博物館はある。
もとは地元の小学校の校舎だった。
だから立派で大きな建物だ。

中に入ると見学者はまばら。
職員の人数の方が多い。

ゆっくりと展示を見る。
展示コーナーのメインは「差別を受けている人の主張と活動」
いろんな差別されている人たちについての展示がある。

○在日コリアン
○沖縄人
○アイヌ民族
○女性
○性的少数者
○身体・精神障害者
○HIV・エイズ患者
○ハンセン氏病患者
○被差別部落
○ホームレス
○公害被害者
○水俣病患者

どれも大きな社会問題になった。
日本全国で運動や裁判が行われている。

展示物は実際に使ったゼッケンや横断幕、ポスターや書籍などの資料、写真や関係者の証言などだ。
裁判で勝ったときの「全面勝訴」の垂れ幕とか臨場感があふれている。


わたしが感激した展示物トップ3は

3指紋押捺拒否をした在日コリアンの外国人登録証
指紋押捺欄に「不」と書いてあった。

2ハンセン病患者の隔離施設で使われた私製通貨
思ったよりも作りが精巧でキレイだった。

1差別戒名を刻んだ墓石の実物
革製品を作っていた穢多の墓なのだろう。
「玄法革子」などと書いてあった。

みんな珍しいものばかりだ。
「開運・なんでも鑑定団」にもっていったら、どのぐらいの値段がつくだろう。

わたしが最も興味を持ったコーナーは「性的少数者」だ。
同性愛や半陰陽の人たちへの差別の展示。
わたしは女性的な顔立ちをしていたので、十代の頃は女性とよく間違われた。
それでからかわれたり、偏見の目で見られたこともある。
だからこの人たちの苦悩は、なんとなくわかるような気がする。

それにしても、この博物館は同和対策事業で作られた。
最近批判が多いハコモノだ。
全くムダな建物だと思う。

でもまあ、日本にひとつぐらいこのような博物館があっても良い。
それにこれは大阪の人の血税でまかなわれている。
わたしには関係ないからいいや。
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