最近は本ばかり読んでいる。
BGMでブルックナーを聴いている。
ブルックナーは絢爛豪華な交響曲を書いた人だ。
プログレやヘビメタが好きな人なら、きっとブルックナーも好きになると思う。
わたしも「ピンク・フロイド」や「ドリーム・シアター」を聴くような気分でブルックナーを鑑賞している。
ブルックナーCDは何枚か持っている。
いちばんの愛聴盤は朝比奈隆と大阪フィルの全集。
1976年録音で、ジァンジァンという小劇場が最初にレコードをだした。
これはずっと昔、中古レコード屋で見かけたことがある。
LPレコード12枚組だったかなあ。
とても高くて買えなかった。
その後CDで再発売された。
こんどは17枚組だ。
ブルックナーの交響曲は9つしかないのに、どうしてこんなに枚数が多いのか。
第8番の別テイクが入っているのと、リハーサル風景の録音が4枚あるから。
第8番のマスターテイクと別テイクを聞き比べてみる。
同じようなものだけど、それぞれの楽器のタイミングやバランスが、やっぱり違う。
クラシックでも演奏のたびに少しずつ違うものなんだなあ。
リハーサルもおもしろい。
大阪フィルといえば「ナニワのど根性」と言われる。
重厚でキレの良い演奏がそんな印象を与える。
だけど朝比奈さんと楽団員はすべて標準語でしゃべっている。
コンサートマスターは誰だか知らないけど、関東なまりの人だ。
とにかくこのCD全集は聴いていて飽きない。
別テイクやリハーサルも含めて、朝比奈ブルックナーの世界を堪能させてくれる。
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