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2009年07月11日23:31

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ギャル社長・藤田志穂さん出演イベント概要

ギャル社長として有名な藤田志穂さんが出演されていた
イベント「地球のココロPresents ブロガーmeets¥100!!」に
行ってきました。
100円で世界をどう変えられるか、を話し合うイベントです。

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○藤田さんの自己紹介

藤田さん「19歳の時、起業する。ギャル革命と銘打って
     ギャルだからできる事、ギャルでしか出来ない事をしてきた。
     主にマーケティングや市場調査をして、それらを形にしてきた。
     ギャルの子の力を借りて流行を作ってきた」

○司会「ギャルとは何歳から何歳までを言う?」

藤田さん「無制限。農業体験の時には小学生の子も応募してきた。
     安室奈美恵さんや浜崎あゆみさんも30を越えてもまだ
     ギャルのカリスマだから、30を越えてもOK」
司会「安室さんや浜崎さんが40を越えた場合は?」
藤田さん「その時もギャルのカリスマだったら、40を過ぎてもOKです」

○司会「マーケティングをどう形にしたのか?」

藤田さん「お菓子や本、おもちゃ、化粧品等をギャルの子の意見を聞いて
     作った。
     渋谷のセンター街で、起業してギャル革命をしたいので
     協力して欲しいと言ってメアドを聞いたら、80%の子が
     メアドを教えてくれた」
司会「信頼してもらえたのか?」
藤田さん「ギャル革命を雑誌で連載する事が決まっていたので、その雑誌
     持って話したら信じてもらえた。
     渋谷だけでなく、街を歩いているギャルを見つけたら、とにかく
     メアドを聞いてまわった」

○司会「藤田さんは農業をやったり、エコや環境にも早くから注目して
    きたらしいが」
藤田さん「今は週1で渋谷のゴミ掃除をやっています。
     もともとは掃除をサボりたがる性格だった。
     それが変わったのが、事務所を借りてから。
     事務所を渋谷で借りて嬉しかった。
     それで掃除を始めて、エコを気にし出した。
     始めは掃除のおばちゃん、おっちゃんに嫌がられた。
     それでも続けていくうちに、おばちゃんたちから、
     ゴミ袋をもらったり、ジュースをおごってくれたりした」
    
    「その活動を通して食育の話を聞いた。食品の虚偽表示問題等で、
     どうして不安がって食べなければいけないのか?と疑問がわいた。
     それが農業に関心を持つきっかけとなった」
     同時に今の農家の人の大半が65歳以上で、大変な作業。
     しかし、若い人が農業に関心を持てば変わるのではないかと思った」

○司会「渋谷米を作っているそうだが」

藤田さん「ハチ公の出身地が秋田という事で、秋田で作っている。
     田植えが終わった後、友達から、(肌が)焼けたねえと言われた」

○司会「ギャルの子たちの反応は?」

藤田さん「興味がある子が多かった。
     ダイエットで野菜を食べなきゃいけない子からも応募があった。
     ギャルママは、子供のため、子供に頂きますの意味を教えたい、という
     理由等で応募してくれた。
     みんな、食のため、子供のために何かしたいと思いながら、何を
     して良いか分からなかった。良いきっかけを作れたと思う」

○司会「ギャルの子たちは、農作業を嫌がっていたのでは?」

藤田さん「作業がきつくて『無理』って言ってた子も、皆がやっている姿を
     見て帰ってきてくれた」

○司会「新聞にも藤田さんの農業の事が大きく取り上げられ、
    『ノギャル』という言葉も生まれたが」

藤田さん「メディアに取り上げられた時は、ブログへの反響がすごい」

※イベントが始まる前に、参加者に「10円〜1000円で得した事、
 損した事は?」というアンケートが配られていた。その結果発表

○司会「100円で買えるものといったら?」

藤田さん「100円の水を買うにしても消費税込みだと105円になるし、
     ショップ99で買っても104円になる。
     100円持ってる人が5人くらい集まって、2リットルの
     水を買うのも有りだと思う」
司会「そこが藤田さんの独特の考えだと思う」
藤田さん「実家は千葉で、実家では、もやし1袋が20円いかない。
     たまに東京で1袋50円くらいのもやし1袋を買うと、母から
     『そんな高いもやし、買うな』と言われる」
司会「100円で公衆電話をかけられるが、今の若い子は公衆電話の
   かけ方を知らない。テレカを見せても『これ何?』という。
   今、公衆電話を使っているのは外国人が多い」
藤田さん「100円の洗剤を買っても、スプーン4杯くらい入れないと
     なかなか汚れが落ちない。それでは直に洗剤が無くなるので
     100円の意味がない」

※ここでリサーチャーが登場。100円あれば海外では何が出来るか、発表
 (各NPO調べ)

・スーダンでは、4人が必要とする1日分の飲料水を、泥水等から
 変える事が出来る。
 (日本人は世界でも有数の水を使う国民。国民1日、洗濯や風呂等を
  入れると300リットル使っている)

・バングラディシュでは、ストリートチルドレン20人に栄養補給用の
 ミルクを飲ませる事ができる

・カンボジアでは、5人の子供たちに給食を提供できる

・ケニアでは、2冊のノートを子供に提供できる。

司会「藤田さんにはギャルママの知り合いは?」
藤田さん「同級生にもいるし、年下の子にもいる。
     友達の子供は本当にかわいい。
     でも、友達がママになるとは信じられなかった。
     本人たちも自分がママになるとは思わなかったと言っていた。
     ママになると性格がしっかりしてくる。妹キャラだった子が
     ママになった瞬間、しっかりした大人になった」

・ケニアのスラムでは、エイズ孤児5人に昼食がまかなえる。

・ラオスで10000円あれば、子供を1年間学校に通わせる事ができる
 ラオスでは小学校の卒業率が40%程度。地域によっては10%や20%の
 ところもある。親の農作業を手伝ったり、働かざるをえなかったり、
 早いうちに結婚したりするから。

・日本で1000円あれば、20平方メートルの湿原を買うことができる
司会「アメリカなどの外国が今、日本の山を買おうと企んでいる。
   水資源があるから。今や国際的に見て水資源は貴重だが、日本では
   その意識がない。このままだと、日本人が水を飲めなくなる」

・日本で500円あれば地域の一人暮らしの高齢者にお弁当を配る事ができる。
 お弁当を作るだけでなく、配達もできる。配達する事によって高齢者の
 様子を見守る事ができる。
 日本では現在5人に1人が60歳以上。そのうち1人暮らしの人は400万人
 以上いると言われる。
     
藤田さん「以前、ビーチグリーンのイベントをやった事がある。
     ビーチのゴミを拾ってきてくれたら、レゲエを見ることが出来るという
     イベントで1万人以上の人が集まり、1トンものゴミが集められた。
     しかし、今は、ゴミ拾いを嫌う海岸も出てきている。ゴミ拾いに
     まぎれてものを盗まれる危険があるとの理由から。これらを
     どうするか考えなくてはいけない」

○司会「お米や野菜の苗はどこで買っているのか?」

藤田さん「農協で買う。トマトなら大きさによって違うが200円前後。
     苗からだと早く実がなる。種から植えるとリスクが大きい。
     種の中には芽を出さないものもあるから」

○司会「NPOと関わった事はあるか?」

藤田さん「渋谷のゴミ掃除やチャリティCD等を作った時に。
     渋谷のカーディアンエンジェルが鎌倉の花火大会に
     出張に行った話を聞いた事がある」

○司会「各NPOが調べた結果を見て」

藤田さん「日本では、100円で何が出来るのか考えなきゃいけないが、
     世界ではいろいろ出来る事が分かった。より多くの人が
     関心を持って集まればいろいろ出来る」
    「一人でやるより、みんなでやる方が楽しいし、いろいろ
     気づく事がある」

(休憩)

※せつはやとさんという2002年の1年間、世界一周をした人が登場。

せつさん「発展途上国の中には、子供が賭けサッカーをしているところがある。
     だから子供たちが真剣。勝ったチームの子が負けたチームの子から
     お金をもらっている」
    「エジプトでの話。豪華客船に乗っている欧米人観光客が
     川にお金を投げたら、ボートに乗った子供たちが群がってきた」
    「ボリビアでは、欧米人が多額の寄付をしたとたん、子供たちが
     勉強しなくなったと、勉強を教えに行った日本人NPOが
     嘆いていた」

    「これらの経験から、日本人はお金に無頓着なのではないかと思うようになる」
    「見て、知って、考えて、それから寄付をしなければいけないと考える
     ようになった。ボリビアの例から、お金は人々にいろいろな影響を与えるから」

○司会「ギャル革命から農業とふり幅が大きいが、藤田さんの気持ちの芯の部分は
    ぶれたりしていないか?」

藤田さん「芯の部分はぶれてはいない。ギャル革命も農業も、若い子に興味を
     持たせるとっかかりを作りたいと思ってやってきた。
     そこから根本的な事を考えてほしい」

藤田さん「ずっとエコの事を考えてきた。たった10人がゴミを拾うより
     世界中の人が1個ずつゴミを拾った方が良い。小さい事から
     やるやっていく」

○司会「藤田さんの今後の予定は?」

藤田さん「ギャルママさんと行く収穫ツアーを考えている。
     今の都会の子供は土に触る機会が無いのと、お母さんと遠くに行く
     機会が無いから」

(終わり)


PS
藤田さんの「一人一人は小さくても、たくさんの人が集まって
やれば良い」という考えは、僕が見落としていた事を
気づかせてくれたという意味で、とても参考になりました。
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