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2009年06月09日21:16

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三河工芸ガラス美術館へ行った

土曜日は一色でウナギを食べてから「三河工芸ガラス美術館」へ行った。
おもしろいところだったから日記に書く。

ガラスの美術館はたくさんある。
名古屋市内にもあるし、長野県などは観光地のあちこちにある。
どこもだいたい展示内容は決まっている。
エミール・ガレとかルネ・ラリックとかが大切そうに置いてある。
そういうのもいいけど、ここのガラス美術館はヘンだった。

西尾市の住宅街のなかにある。
美術館という雰囲気は全くない。
普通の和風のお屋敷だ。

入場料500円を払って2階と3階の展示室へ上がる。
ほとんどの展示品は館長さんが自作したガラスアートだ。
生け花風のオブジェやステンドグラスやその他いろいろある。
どれもキレイな作品だ。

でも、この美術館のメインは2つのガラス部屋だ。
一つは完成当時ギネスブックに載ったという巨大万華鏡だ。
暗い部屋の中に入る。
室内全体が万華鏡になっている。
壁の一面がぐるぐると回る。
ほかの面は鏡が張られている。
自分が万華鏡の世界の中へすっぽり入っている。

もう一つは「彫刻鏡の部屋」だ。
壁と床と天井がすべて鏡になっている。
壁の鏡には草木が彫刻してある。
その彫刻に順番に光があたる。
光があたった部分は、鮮やかなサクラの花や雪景色になる。
合わせ鏡の効果で、無限に続いているように見える。
静かな音楽が流れていて、じつに幻想的な世界だ。

おもしろいからそれぞれ2回ずつ入って見学した。

さらに、なんの関係もなくモデルガンの展示コーナーもあった。
何百丁という数で、ここを見るだけでモトを取ったような気になる
最初期のカービン銃とか種子島の複製とか、レアものもたくさんある。
SWATのマネキン人形もあって、いっしょに記念撮影もとれる。

ようするにここは地方のお金持ちが道楽で建てた美術館だ。
完全に自分の趣味に走っている。
だからこそおもしろい。
館長さんにはもっともっとマニアックな道を突っ走ってもらいたい。

ガラス製品のショップもあった。
トレイドスコープというのを買った。
カレイドスコープと違って、なにも中身がない。
望遠鏡のようになっている。
まわりの景色が映りこんできて、万華鏡を楽しめる。
お出かけのとき、ポケットに入れておくと旅先が万華鏡世界になる。

ということで、三河の新名所「三河工芸ガラス美術館」へぜひどうぞ。
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