今、世間を騒がせているニュースの1つに、
簗農林水産大臣の予算削減発言があります。
前回の衆院選で首長が自身を応援しなかった
那須烏山市と那珂川町の道路予算を削減したと発言した問題です。
ご承知の方も多いかと思いますが、簗氏は栃木3区の選出です。
栃木3区は、栃木県の北部の大田原市と那須塩原市、矢板市、那須烏山市、那須町、
那珂川町の6自治体が選挙区となっています。
栃木県北は長年、渡辺美智雄氏と息子の渡辺喜美氏が強固な「渡辺王国」を築き、
盤石な支持基盤を誇っていました。
しかし2009年1月、喜美氏が当時の麻生政権に反旗を翻して自民を離党したため、
以降、3区支部長は空席となっていました。
民主党政権が支持を失う中、自民県連は次期衆院選を見据えて2012年2月、
公認候補予定者となる3区支部長の公募を開始し、
選考の末、8月に東京都在住でシンクタンク研究員だった
当時33歳の簗氏の擁立を決めました。
簗氏は、元々は東京都小金井市の出身ですが、
父親が大田原市出身との事で、栃木3区に舞い降りたと言うような印象があります。
シンクタンクに就職前には、衆議院議員の秘書をしていました。
この経験から、金権政治とも言うべき政治の悪習を身に着けたのかも知れません。
今朝の下野新聞に、
社会資本整備総合交付金と防災安全交付金の合計額が載っていました。
2025年度 2026年度 増減率
那須塩原市 13,077 13,482 3%
那須町 4,324 5,575 29%
矢板市 7,805 10,829 39%
大田原市 13.476 17.571 35%
那須烏山市 14,868 10,472 − 30%
那珂川町 4,934 2,262 − 30%
合計 58,484 60,192 3%
単位は万円です。また2026年度は内示ベースです。
この表でも分かるように、簗氏を応援しなかった那須烏山市と那珂川町の減分を
那須町、矢板市、大田原市に回した感じで、大幅に増えています。
これによって、栃木3区全体の交付金額は確保されています。
栃木3区の配分額が減っては、本末転倒になるのでしょう。
細かい気配りがされている感じで、国土交通省が絡まなければ、
このような結果にはならなかったような感じがします。
もっとも、国土交通省は昨日、簗議員からの圧力はなかったと公表しています。
簗氏からの問い合わせはあったと、
追加で何かが出た時のために備えているように感じます。
もちろん、圧力があって、そのようにしたと答えたら、
国土交通省は瓦解してしまうような気がします。
今回の問題は、これまでの失言問題などとは次元が異なる、
自民党の金権体質が現れた深刻な問題だと思います。
本来ならば、もう辞職しても良いような気がしますが、
高市総理のお気に入りのようで辞職させられないのでしょう。
それだけに野党は攻め所が沢山あるような感じがします。
是非、徹底的な追及を行って欲しいと思います。
【今日の一句】
盗まれた 帰って来ない 恋心
あ〜あなたに〜恋心盗まれて♪(シルエットロマンス)
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