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2026年06月10日19:15

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躍動する中世・・・

 先日、小学館の「日本の歴史」の第5巻の
 「躍動する中世」とのタイトルの本を読みました。
 著者は、五味文彦さんと言う、日本の中世史が専門の学者で、
 東京大学の教授などを務めていました。
 五味さんの本は何冊か読んでいますが、以前読んだ
 鎌倉幕府の歴史を述べた『現代語訳 吾妻鏡』の編集者の1人でもあります。

 以前の日記にも書きましたが、
 今年2月から、16巻の日本史のシリーズを読み始めました。
 小学館が85周年記念として2008年に発行したもので、
 5巻まで読み終わりましたが、「新視点」との言葉通り、これまでの歴史書とは違い、
 民衆の生活から歴史を述べたものが多く、
 また具体的で、分かりやすく。非常に面白いと思いながら読んでいます。

 「躍動する中世」は、平安時代後期の院政期から概ね応仁の乱までを対象して、
 絵巻物や和歌などの作品を題材にして歴史を述べている所もあります。
 この時代、政治・社会・文化の新たな枠組みが構築され、
 武家政権が誕生し、新たな宗教活動が活発化し、
 今に伝わる祭りが発生したりしています。
 そして権力者だけではなく多くの人々が歴史の舞台に登場し、
 その人々が列島を縦横無尽に駆けめぐり、
 各地に地域社会が形成されていきます。
 そんな、沸騰するエネルギーに満ちた躍動感あふれる時代を描いています。
 歌に込められた中世びとの思い、絵巻に描かれたいきいきとした表情、
 発掘成果からうかがえる都市や湊の栄枯盛衰など、
 豊富な史料から、中世の実像が浮かび上がって来て、とても面白かったです。


 第6巻は、「京・鎌倉ふたつの王権」で、本郷恵子さんが著しています。
 本郷さんは、テレビなどにもよく出るやはり中世史学者の本郷和人さんの奥さんです。
 五味さんの「躍動する中世」と時代がかぶるような気がしますが、
 どんな内容なのか、楽しみです。


【今日の一句】
 これでもか 大食い大会 まだ追加


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