クラリネットとオルガンとの三重奏の合わせ日時がなかなか決まらず、それまでの間にもう一つ候補を作りました。だんだん増えるぞー(爆)。
1968年の映画『ロメオとジュリエット』の「愛のテーマ」として知られる曲。映画中では仮面舞踏会の場面でモレスカと呼ばれるダンスに続いて、吟遊詩人らしき男が"What is a youth"と哀切なメロディーを歌い始めます。ジュリエットを演じた若きオリヴィア・ハッセーとともに、忘れられない名旋律でしょう。
作曲はニーノ・ロータですが、ヘンリー・マンシーニによる編曲版がヒットし、器楽で演奏する場合、一般的にはこの編曲版を元にアレンジしているようです。マンシーニ版はソフィスケートされていてBGMとしては美しいのですが、映画ではこの旋律からバラッド風なエピソードが続いていて、いかにも中世イギリス的な雰囲気が味わえるのに、マンシーニ版ではこの部分がすっぱりカットされているのが惜しい。
そこでみっち版アレンジとしては、"What is a youth"のテーマを前後に配置して、その中間部としてこのバラッド風エピソードを挿入することにしました。テーマはYoutubeなどの楽譜がある程度参考にできますが、バラッド風部分は耳コピしか方法がない。とはいえ、わりと単純でもあるのでなんとかやってみました。またマンシーニ版で和声的に盛り上がるサビの部分は、コーダとして締めくくりに置きました。実は、その後にテーマをもう一度出してA-B-A-C-Aのような構成にするつもりでしたが、3回は冗長かもと思って省略。その代わり、テーマの再現ではテンポとアレンジを変化させて効果と強調を狙いました。あと、この曲はだいたいイ短調で演奏されることが多いようですが、映画版ではハ短調で歌われており、最初にメロディーを担当するクラリネットの音色も考えて映画版と同じハ短調としました。
というわけで、映画版の雰囲気をより濃く残したアレンジとなりました。個人的にはグラナドスの「オリエンタル」より上手く仕上がったという感触がありますが、こういうのはなにがウケるかわからないですからねf^^;。マンシーニ版の方がいいといわれる可能性ももちろんあります。
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