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2026年04月04日13:19

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ご冥福を心からお祈りします。巨星 つげ義春の逝去

漫画家・つげ義春さん、誤嚥性肺炎のため死去 88歳 『無能の人』『ねじ式』など手掛ける
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=8724706

私のベストは、

『海辺の叙景』です。
ある女子高生が、「恋愛はつきあうまでが楽しい。どんな人だろうかとワクワクする。」と語っていました。わかる気がしました。しかし、その後のことがはるかにインパクトが強い。特に出産。そんなことは吹き飛んでしまうだろうと思いました。ところが、この作品をみると、彼女の言い分がわかる気がします。付き合う寸前の甘い情緒。それは、多分、人生を超越したものでしょう。
主人公たちがどういう人生を送ってきて、何を目標とするか。その、人生というものの気配が全くありません。
素晴らしい恋愛小説です。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E8%BE%BA%E3%81%AE%E5%8F%99%E6%99%AF
恋愛とは、現実の無化です。作品も現実を無化しきっています。たとえば、青年からは、明治大学政経学部4年 中小企業論のゼミをとり、横浜銀行に就職が内定した…といった泥臭い現実感が全く漂いません。恋愛そのものです。そうなる理由は、映画の技法を使っているからです。映画とは現実の描写を現実でないものにする魔術だからです。

『やなぎ屋主人』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%84%E3%81%AA%E3%81%8E%E5%B1%8B%E4%B8%BB%E4%BA%BA
テーマは人生です。語られていることは、今の人生から降りることです。猫の足を瞼に乗せて戯れるラストシーンが圧巻です。元ネタは梶井基次郎でしょうが、意味が違います。

これほど、人生を、あるいは恋愛をまじめに描いた作品はないと思います。
恋愛を例にとると
近代文学の『三四郎『こころ』『青年』『痴人の愛』『風の歌を聞け』『潮騒』などはすべて、インチキでしょうね。つげの世界に対抗できるのは、稲垣足穂だけです。

ご冥福を心からお祈りします。

※ キーボードは治っていませんが、何とかパソコンでmixiをやれるようになりました。ありがとうございます。

https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1991924928&owner_id=12410478&from=list_diary_title
が続編です。
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