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2026年03月10日10:05

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松原照子の「世見」(転載)

本日の世見  2026年3月10日(火曜日)

『時差』

忍者といえば、黒装束を思い浮かべますが、実は黒い装束は着用していませんでした。
柿の渋染めの衣を着用していたんですよ。
黒色は夜でも見えますが、柿渋色は却って見にくくなり、また、血がついても目立ちにくいのです。
カーキ色に近い色で、日本の軍服の色と一致するのが面白いと思いませんか。
忍者の衣は、表は柿渋色ですが、裏はねずみ色。
昼と夜とで使い分けていました。

覆面に使用する手ぬぐいは、蘇芳染め(すおうぞめ)といって、これで濾過した水は消毒されて、飲み水になったといいます。
懐には、「氷砂糖」「梅肉」「茯苓(ぶくりょう)」と、「薬用のきのこ」「もち米」などの携帯食糧や、「爆弾」「眠り薬」などを潜ませていたんですって! 凄いでしょう。
“手裏剣シュッシュッ”なんてね。
忍者のあの身軽さは羨ましくなりますが、努力を重ねた結果なんだと思います。

忍者が現在にいたら、もしかしたら、時差ボケなんかしなかったかもしれません。
日本国内には時差はありませんが、世界では、軽度が15度違うごとに、1時間の時差が設定されています。
プーチンが暮らすロシアでは、ヨーロッパからシベリアまで東西に広がっていますから、なんと10時間もの時差があるんですってね。
だから、ロシア国土を11の時間帯に分けているようです。

アメリカも同様に、本土だけで4つの時差があり、アラスカとハワイを足すと、6つの時間帯があります。
ところが中国は、国土面積は約960万平方キロもあり、世界4位の国土にもかかわらず、経度差は約60度もあるのですが、時差を設けていません。
すべての地域でたった一つの標準時を使っています。
中華民国時代には5つの標準時がありましたが、それも1949年までのことです。
正午だと、北京では昼食を摂る時間ですが、新疆ウイグル自治区では、日が昇って間もない早朝です。
太陽は午後4〜5時頃にならないとお昼にはなりませんからね。
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