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2023年09月07日19:01

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ゼロ葬・・・

 先日、お寺を訪ねた時、
 葬儀を行わない直葬で、お経を挙げる事を頼まれて行ったら、
 火葬が始まったところで、参列者が全員帰ってしまった事あって、
 骨揚げなどを行わないのに驚いたとの話がありました。

 その後調べてみたら、「ゼロ葬」と言う言葉がある事を知りました。
 ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、
 ゼロ葬とは、宗教学者の島田裕巳氏が
 2014年に出した著書「0葬 あっさり死ぬ」(集英社)の中で提起した葬法です。
 具体的には火葬後に火葬場から遺骨を受け取らず、そのまま立ち去ることで、
 上記の住職の話と一致するのかなと思いました。

 ただし、ゼロ葬は火葬場がそれを許さないというケースもあるとの事です。
 特に、東京の民営火葬場の場合、
 遺族が遺骨を全て受け取ることが規定化されているため、
 ゼロ葬は行えないようです。
 また特に関東以北は遺骨を全て骨壺に納める全骨納骨を行っているため、
 遺骨が残されることに強い反発を示す火葬場が多いようです。
 反面、名古屋以西では遺骨を全体の3分の1程度しか骨壺に納めないとの事で、
 あとは残骨として火葬場が供養するので、
 ゼロ葬を受け入れてくれる火葬場が比較的多いとの事です。
 僕は、火葬場で遺骨を残さないのが普通だと思っていましたが、
 地域による違いに驚いてしまいました。

 残骨の行方が気になりますが、
 現在、残された残骨灰は専門の処理業者が、
 貴金属(歯、指輪、人工の骨や関節には、金、銀、パラジウムが含まれている)の
 リサイクルを行い、
 有害物質(ダイオキシン、六価クロム、カドミウム、鉛、砒素)の除去などを経た後、
 粉末化されて、火葬場内の専用施設や地面への埋蔵、
 自治体の墓地、寺院に埋葬されているようです。

 今は、埋葬も色々な種類があるようです。
 海などの散骨や、昨年日記にも書きましたが宇宙葬などと言うのもあります。
 最近広告チラシでは、樹木葬の文字を見る事も多くなりました。

 また墓じまいと言う言葉も多くなりました。
 少子化を背景として、墓を守る人がいなくなる前に墓を整理しようとするのでしょう。
 一方、多死社会によって、
 都市部などでは遺体を火葬するのに時間が掛かるようになっているようです。
 こうした社会情勢を背景として、色々な選択肢が出て来るのでしょうね。

 我が家には、僕が建てた墓があります。
 自然の中の良い場所にある墓だと思っていますので、
 当面はその維持を図って行くつもりですが、
 僕の後は、息子達に考えてもらう事にしようかと思っています。
 

【今日の一句】
 CMが ないと寂しい 秋の夜


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