国語学ではなく、コミュニケーションの方です。
クローズドクエスチョンの、YesーNo法。
気管挿管などで、YesーNoしか意思表示ができない場合、何を聞くか。
(実際には、文字盤を手で指さすなどがあり、本当にYesーNoだけというケースは稀ですが、要領のいいコミュニケーションを考えるたたき台です)
推理によるもの。
「入院費を心配していた患者。長男と同居。長女は大阪にいる。悲しそうな顔をしたが、YesーNoでしか、意思表示ができない。語り掛ける言葉は何か。」
〇「大阪にいる娘さんと会いたいの?」
これは、状況から。
他のことは、「入院費はケースワーカーの方が大丈夫だとおっしゃった」などと、こちらから説明することは可能だから。ヒットする可能性が高い。
似た例
「コロナで、面会できない。病院の控室に設置した遠隔で会話するという手もあるが、最近は、やっていない。ガンにより死の宣告を受けている。同居の一人息子は不良化して警察の厄介になったり釈放されたりを繰り返している。その息子の子どもに当たる、七歳の孫がいる。悲しそうな顔をしたので、理由を聞きたい。」
×「息子さんに会いたいの?」
(会いたくないが心配だという場合には、外れる。)
△「お孫さんに会いたいの?」
(息子に会いたいという場合でも、Yesと答えれば、用が足りる。息子もついて来るから」
フローチャートによるもの
「ある患者が、何かが欲しそうな顔をした」
×「紅茶花伝の、ダライラマが好きだったアッサムミルクティー飲みたいの?」
当たるはずがない。
△「喉が渇いたの?」
△「おなかが空いているの?」
こういう質問を繰り返せば、当たる可能性がある。
まず、
「体のこと」「病院のこと」「食べ物や飲み物のこと」「家族のこと」
と大まかな質問をして、絞っていく。
などと考えています。
…もう一つ受け持っている、国語学(国語表現法)は、
文法、俗語などの語誌、構文、字音語(漢字)、敬語、方言…などの単元が確立しています。それを予習すればいいですし、何らかの形で考えたことがあるものばかりです。
しかし、コミュニケーションは、研究が始まったばかりだという印象があります。まだ、いろいろなジャンルが分岐していませんし、本を読んでも(悪く言うとキレイごと的な)一般論が多いです。
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