名古屋まで各駅停車の旅でした。
いろいろなものが目に入ります。
今回は、精神科の診療の対象になる人でした。
一人目は、若い男性。「次は、掛川です〜〜」と大声を上げて、電車を楽しそうに走り回っている人です。黒澤明の『どですかでん』に描かれていますが、病名はわかりませんが、昔からいるタイプでしょう。
二人目は、中年の女性です。ホームレスとヒッピーの中間の服装ですが、派手な色遣いです。近くを人が通ると「キ~ッ」と声を上げます。
精神病にもいろいろあると思いますが、
wikiをみると、統合失調は1%弱の有病率だとか。結構ありふれている病なのでしょうね。
…三人目は、豊橋の駅の小学生です。
50歳ぐらいの父親と思しき人、小学校一年と三年程度の息子二人。
最初は、兄弟喧嘩と思いました。兄の方が弟を殴り、弟は父親の陰に隠れています。そのうち、兄は鬼のような形相で父親を殴り始めました。ボクシングのポーズをして、ホームを傍若無人に後ずさりして助走をつけて。周りの人は唖然としています。
この父親は、温厚な社会人風なのに、ぼくの視線に気が付いたのか、睨み返してきました。
その瞬間にわかりました。この子は病気なんだな。だから、「解っているよ、ほっといてくれ」と思っているんだなと。
もちろん、病気でも何でも、親のしつけに問題がないとは言えません。公共の場であり周りに迷惑を掛けているからです。ぼくだったら、電車に乗りません。それは、言っても仕方がない、実りがないから言いませんでした。
この兄は、知人の感情を抑えられない人と、頭蓋骨の形がそっくりです。
間歇性爆発症候群か。この病気は、前頭葉の細胞が足りないから起こるという話がありますが、同じ頭の形ということは、そうなのかもしれません。
この子は、将来、どうなるのでしょうか。。
宿について暇だったので、BSでやっていた、『ゴッドファーザーPART2』をみました。
イタリア人移民が肩を寄せ合って生きる社会での弱い者いじめなどの悪を懲らしめる侠客の、ヴィド=コルレオーネ(PART1で、マーロン=ブランドが演じたドン)は、
禁酒法時代、糖蜜の密輸などで儲けたヤクザでしたが、経済の規模の拡大により、殺し合いの抗争に巻き込まれる。息子のアル=パチーノは、まさに殺し合いのさ中に生きる。そういうストーリーです。
アメリカの移民社会でもコミュニティが失われていくさまがよくわかります。
そのきっかけは、禁酒法時代、判事の買収という不正が行われたからであり、映画に描かれたドン・コルレオーネと二代目も、自業自得で不幸になっていくとも取れます。
判事の買収はさすがに聞きませんが、はみ出しものの面倒を見ると称している、日本のヤクザも同じようなものでしょう。
新しいものが立ち上がらない限り、この兄のような異常に暴力的な若者も生きる場がないと思います。
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