ご承知のように、昨日ようやく菅総理はGOTOトラベルの停止を表明しました。
勝負の3週間と言いながら、何もしないで来た結果、
感染者が増加していて、医療現場から悲鳴が上がり、
毎日新聞の世論調査で、内閣支持率が不支持率を下回った事などから、
見直しは行わないと言っていたのに、急に考えを変えたようです。
昨日の菅総理の発表の様子をニュースで見ましたが、
何か嫌々官僚の用意した文書を読み上げている感じがしました。
昨日は、たまたま赤穂浪士が吉良邸に討ち入った日でしたが、
「仮名手本忠臣蔵」の遅かりし由良之助と言うセリフを思い出しました。
とにかく、余りにも遅過ぎますね。
今日のニュースでは、業界の方から遅過ぎるとの声が取り上げられていました。
僕自身は、GOTOトラベルは反対です。
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐためには、
不要不急の外出を控えるようにと言いながら、
一方で税金を使って旅行を勧めるのは、支離滅裂だと思っていました。
確かに旅館などの旅行業は裾野が広く、
地域の経済を支える産業である事は間違いありませんから、
支援が必要なのは分かりますが、タイミングも方法も悪いと思っていました。
GOTOトラベルは、旅行業者の100の売り上げのために、
35を税金で充て、残り65を国民に負担させる制度です。
65を負担できるのは、時間的にも金銭的にも余裕のある高齢者が中心なのでしょう。
しかし、一方で感染が心配で出掛けられない高齢者も多いはずですし、
社会の様々な所で、
新型コロナウイルス対策に携わり、忙しい人は、使えない制度です。
極めて不公平な制度だと思います。
苦労している人は、税金で遊び歩いている人を見たら、
モチベーションが下がるのではないかと気になっていました。
菅総理は、GOTOトラベルで
感染者が増えているエビデンスはないと言っていました。
しかし、直接感染した人が少なくても、国が税金を使って旅行を奨励していれば、
出掛けたくなるのは人情です。
よく気の緩みと言っていますが、
気の緩みを引き起こしているのは政府なのだと思います。
今回の停止措置は12月28日から1月11日とされています。
28日までの2週間は、東京など感染が拡大している地域への旅行は停止されますが、
こうした地域からの旅行は停止されていません。
どうも片手落ちの感じがしました。
更に、この2週間は、旅行業者の閑散期です。
閑散期には旅行を奨励し、書き入れ時となる年末年始は停止すると言うのも、
旅行業の状況を踏まえていないような気もしました。
年末年始の旅館などのバカ高い料金などからすると、
GOTOとは関係なく、宿泊する人がいるのかも知れませんが。
GOTOトラベルは停止になりましたが、
その出口戦略を持っているのか気になります。
感染がどのような状況になったら再開するのかが明確になっていません。
停止にはしてみたけれどと言う事にならなければ良いがと思います。
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