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2019年07月07日06:02

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理想の個人指導。

個別指導というと、いくつかのエピソードを思い出します。

イ 二次直線を微分したら2Xになるのが分からなかった。
「グラフを書いて、二次直線の原点に近いところを虫眼鏡で覗け。2Xになっている」と言ってくれたのは、職場の数学者です。納得しました。

ロ 「…れ給ふ」の「れ」(終止形「る」)が、なぜ、尊敬にならないか。
「る」は、自発、可能、受身、尊敬と教科書に載っていますから、この疑問は無理がありません。
たとえば、「泣かれ給ふ」の「泣かれ」は、一つの動作である。「給ふ」がつくと、「お泣きになる」+「なさる」になるから、ダメ。
「書かせ給ふ」なら、「書かせる」+「なさる」となり、命令して「書かせる」意になるから、「せ」(終止形は「す」)も「給ふ」も尊敬になる可能性がある。
私の大学レベルの質問をしてきた「迷惑な」生徒への解答。彼女は、女子御三家の生徒でした。理系でしたが、理解しようというスタンスが出来ています。よろこんで貰えました。

ハ なぜ、重い球は軽い球と同時に地面に落ちるか。
軽い球を接着剤でつないで落としてごらん。
中学生のころ、近所のお兄さんが教えてくれた答え。彼は、後に、日立製作所の研究員になりました。

…個人指導は、ワンポイントでないと、弊害があります。
教わる側が、その疑問まで行きつかないと意味がありません。

…だから、親や本人が、
高い金払っていい先生を頼めば東大に入れると考えたら、逆効果もいいところでしょうね。

先生から個別に教わる。そこで期待されのは、往々にして、思考停止の技だからです。
理屈に納得し、「素晴らしいなあ」と思う心理がないと、勉強は、本当の意味では出来るようになりません。

公式に当てはめればいい…点を取れるというのは、奴隷の浅ましい発想です。

■リソー教育と駿台、提携 超難関校向け個別指導塾を設立
(朝日新聞デジタル - 07月05日 15:48)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5693520

…世間にはいい先生に習ったことがきっかけで、ある分野が得意になるということがあります。

ところが観察していると、その「いい先生」とは、口がうまい先生ではなく、学問の面白さを教えた先生です。だから、概ね学者やそれに準じたポスドクなどです。

その先生の価値が分からない人は、そのジャンルでは、平凡な器だということです。

恐らく、この塾の月謝は高いでしょう。
しかし、そういう格差より、向き合わなければならない問題は、これからのエリート教育です。
日本の教育は、そこを誤魔化してきました。

護送船団方式ではなく、少数の秀才を育てる。
それも、金を掛けて塾に行かせたから云々ではなく、所得に関係なく、人材(生徒)を見出だしていくことが、ますます、大切になるでしょう。
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