これは刑事事件ですから論外の行為かもしれませんが、個人的にですが心情はわかる気がします。
数年前、東南アジアに仲間と旅行しましたが、本当にリラックスしたのは翌朝の成田に備え、カプセルに泊まった一泊です。無機質な部屋でしたが、リラックス出来ました。
表現が難しいですが、旅行の前だったからだと思います。
仕事が忙しくてカプセルに泊まったとしたら、カプセルホテルの備品や部屋の醸し出す日常の匂いにあたって、リラックスできなかったと思います。
あるいは、温泉に行っても、仲間たちと時間をズラし、深夜眠れないなどの理由で、一人で温泉に浸かっているときです。
しかしそれは束の間のこと。
人生が自転車操業のようなものです。食う算段も大切ですし、子どもの将来や親のことなど、何らかの将来の心配が次から次へと降りかかります。「もう、何も考えなくていい」という時期が来ればいいのですが、それは一生望めないでしょう。
考えない状況を強引に作り出した知人がいます。大学の先輩にあたる人ですが、三年程度働き、六か月何も考えない。そうすると、解放感があり、自分が何者かがわかると言っていました。この人は小器用なところがあり、次の就職先を見つける自信があるし、親が建てた家があり自分の部屋を持っています。器用さとそういうインフラがないと、一人にはなれません。私は住まいにはマアマア恵まれていますが、この人のような気持ちの切り替えが出来ないところがあります。まして、この年になって半年失業しようとは思えません。
しかし、だからと言って、仕事や生活は別として、山深い田舎に越せるかというと、それはノーです。
山深い田舎というほどではないですが、地方都市で過ごした少年時代、見るもの聞くものがつまらなくて死にそうでした。別に派手好きだから都会にあこがれたわけではではありませんし、出世主義でもありませんでしたが。
田舎に籠って食えるとしても、相当強固な自分の世界がないともたないと思います。
この専門学校生は、一人になりたいがその場所がなかったのでしょう。ホームの下に寝転がって、コツコツと上を通る人の足跡を聞く。
カプセルホテルなどと違って、今、自分が何をしているのか、どういう場にいるのかも感じることがなく、ただ一人でいる。
褒められた行為ではないですが、よくわかります。
■大宮駅ホーム下に侵入容疑「寝泊まりした」 火災で発見
(朝日新聞デジタル - 01月10日 02:09)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5450600
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