典型的な例
Aさん
家庭が複雑で、今でいうガールズバー(昔は単にバーと言った)で働いて卒業した。
Bさん
親が飲んだくれで、高校時代からバイトし、ためた預金通帳を親に取られないように首から掛けて寝て学費を払った。
C君
愛人に狂っている父親と喧嘩し、仕送りを断わった。
まあ、要するに親に恵まれていないわけです。
親がしっかりしていたら、親が学費を払ってくれます。
どうして、高利貸しのように保証人を要求するのでしょうか。
病院が「健康な方だけを診察します」という札を掲げるようなもの。
あり得ません。
不動産などを買う時には、保証人は要求されません。団信が保証してくれます。返せなくなるのはごく一部ですから、みんなで金を出し合えば問題はありません。
不動産などが保証人を要求しなくなった(大昔は要求した)のは、売れないと困るからです。
カード会社と同じです。
ところが奨学金の場合、制度が悪くても、すぐにそのデメリットはみえてきません。
先のABCが、なぜ、大学を卒業できたかというと、
彼らは人間的に優秀だったからです。
優秀な人ばかり目につきますが、彼らの陰には、数多い中退者など失敗した人がいるはずです。
先日、演習事業に入った、私が担当するセンタートップのクラスで、教壇の上から、何気なくみんなをみていました。
ゴリラみたいな男の子も、優男もいれば、派手な美人も固い女性もいればと、タイプはさまざまです。しかし、共通点があります。
彼らは、他の若者と何かが違います。
賢そうだという点はもちろんですが、
裕福そうです。実際に、ほとんどが家庭が裕福なのでしょう。
仮に貧しい人がいたとしても、先のABCのような、例外的と言っていいほど人間的に優秀な頑張りが効く人でしょう。
裕福でないと大学に行けないとなると、競争がなくなり、レベルが下がることはもちろんですが、蛸ツボ化して多様性を失うことになります。
オタク的な趣味に走っている人や、根性がないノイローゼ気味の人も混じってこそ、多様性が担保されます。
(文系の場合)
大事を成し遂げた人は、多様な人とふれあうことを糧としているケースが多いからです。
たとえば、盲目の旅芸人の女性と関係を結んだ、一休宗純
柳生など剣術家と深い交流があった、沢庵宗彭。
奨学金問題を放置したツケは、社会全体が払わされることになります。
国力や文化の衰退、社会風潮の悪化という形で。
■奨学金、保証人の義務「半額」なのに…説明せず全額請求
(朝日新聞デジタル - 11月01日 05:32)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5356593
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