五年前ですが、親戚の怠け者の女子高生を、河合塾に連れてったことがあります。
相談をするのですが、廊下でしばし待ったときの話です。
偏差値表が張ってありました。
「おじさんの大学はある?」
まあ、私の大学は上の方に書かれています。
「ここだよ」といったら、彼女は、
「キモッ!」
と言ったのです。ああ。ダメだこりゃあ。重症だ。「すごい。私も頑張らないと…」という気持ちがないとダメだから…などと思いました。
もしかしたら、私が裕福そうでかっこいいチョイ悪親父だったら、「私も勉強したい」となったかもしれませんが、私を見て、いい大学に入ってもどうせ大した幸せになれないと、見切りをつけたのかもしれません。
何ごとも、明日、すぐに成果を出すものではありません。
たとえば、彼女がバイトしても、給料は一ヶ月後にしかもらえません。
同様に、素数のように、数百年かかってようやく実用化されるというものが、世の中にはあるはずです。
本庶さんの研究のように、すぐにがんが治る薬が出来るのは、例外でしょう。
世の中が目先の利益を追っている浅ましい風潮になっているからこそ、「志」は大切です。
本庶さんの受賞は、夢と希望を青少年に与えてくださいました。
文系の場合も、同じです。
どんなにマイナーなジャンルの論文であっても、今まさに検索されています。
ciniiという便利なものがありますから、あるジャンルにどういう論文があるかは、一目瞭然です。
名利にすぐに結びつかなくても、後世に知己を得るような生き方をする。
そういうダンディズムを持つのは、非常にカッコいい。
そういうカッコよさを親戚の彼女も知るようになり、彼女は社会福祉の道に邁進しています。
何を
■本庶さん、がん治療「第4の道」導く 衝撃の新薬に結実
(朝日新聞デジタル - 10月01日 21:10)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=5313039
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