何でも生で食べるのは、良くありませんし、不味いと思います。
江戸前寿司(江戸の前で採れたというより、江戸方式という意味)は、本当は生は、ほとんど出しません。
マグロの漬け、鯛の昆布締め、酢ヒラメ、貝をサッと煮たもの、蒸し海老、鮑の酒蒸し…
保存のことが言われますが、この方がうまいというのが理由のようです。
ジビエも同じです。
鹿などは淡白すぎるから、刺身はあまりうまくないと思います。
熊は煮ないともったいないです。
熊掌は、
元代の八珍にも登場します。(『群書指唾』より)
八珍とは、八つの珍味ということですが、
その他が凄いです。
豹胎(豹の胎盤。『韓非子』に出てきます。)
鯉尾(センザンコウの尻尾。)
龍肝(蛇の肝臓。白馬の肝という話もあります。)
鳳髄(山鳥の髄。これは食べました)
鶚炙(ミサゴのモモ焼き)
酥酪蝉(ヨーグルトでセミを育てる? セミの一種にそういう名前がついた? 全くわかりません。)
猩唇(霊長類の唇)
とまあ、とんでもないものばかりですが、
おもしろいのは、恐らくは一つとして生が入っていないことです。
(満漢全席とメニューが共通しますが、生で供されていません)
沿岸部の庶民は食べていましたから、病気を恐れてということではないようです。
晋の張翰が、食べたさのあまり官を辞した、松江鱸は、膾です。これは生です。
古代の輸送技術をもってしても、たとえば伊勢海老タイプの海老や鮑は、都まで輸送可能でした。
これが、清以降になって、
燕窩(ツバメの巣。これは、うまいです。)
魚翅(フカヒレ)
魚肚(浮き袋。XO醤に入っていることがあります。それと知らずに食べたことがある人もいると思います。美味です。)
等が入っても同じです。
司馬炎が憤慨した(だから下火になったそうです)という、人の乳で育てた豚も同じことです。
生ものは、やっぱり成金的なのかもしれません。
その前に、ウイルスがあります。
肝炎になりたくないので、食べません。
熊肉の脂身は、本当にうまいですね…
豹の胎盤を食いたいなんて贅沢は、決して申しませんから、
熊を、もう一度味噌汁で味わいたいものです。
生や半生のジビエ食べたら6カ月は献血しないで!日本赤十字社が注意を呼びかけ
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=159&from=diary&id=5034991
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