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2017年08月26日07:38

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実は、最低の、日本製漢方薬。

恥ずかしいのは、日本の漢方も同じです。
ほぼ同趣旨のことを数年前に書きましたが、補足も交えて、もう一度書きます。

1 10年前に、独自に生薬を輸入している中小の漢方薬店が、一斉に閉じました。
理由は、
大企業の横暴のために、薬種ごとに検査を義務付けたからです。
たとえば、わが師 佐藤六龍師が経営していた、香草薬局 栄仁堂 の薬種は、千種類。一つ10万払い検査をうけるなら、一億円です。
要するに、中小のメーカーの締め出し以外の何ものでもありません。
たとえば河合塾が政治家を動かして、「500席以上の自習室を持たない、塾予備校は営業を禁じる」という法律を作らせるようなもの。もちろん、河合塾はそんなことは、考えてみたこともないでしょう。
業界の体質というモノでしょうか。

2 その結果、効かない薬種ばかりが出回りました。
日本の漢方を処方する医者がどうして行動しないのは不思議ですが、
処方は話題に上っても、薬種の産地や等級は話題に上りません。
おかしな話です。漢方は植物が多いですから。
たとえば、紅茶。
私が飲んだものだけでも、最高と最低とでは、市場価格は60倍以上の開きがあります。もちろん、味も香りも、全然違います。ということは、成分が絶対に違うはずです。
それを同列に論じるのですから。
また、値段も目が回るほど高いです。スーパーの大袋一杯の山薬と同じ値段で、わずか50g程度の山薬の刻みが平然と売られています。口上も、残留農薬の検査と殺菌の話だけです。厳密に検査しているのは、結構な話ですが、紅茶を殺菌しても味がよくならないのと同じ。薬効には関係がありません。

3 日本の大メーカーが購入しているのは、第十級です。
たとえば、台湾の漢方の卸では、甲乙丙丁戊己庚辛壬癸の十段階に分かれますが、日本のメーカーは、癸かそれ以下のモノです。癸は、中国では、明日の粥にも事欠く貧民が飲んだり、おむつ洗いや消臭、入浴剤などに使われるランクです。
私が飲んでいるモノは、丙。甲は、赤ん坊くらいの大きさの巨大な吉林の野生の人参など。華僑の大金持ちが飲むものです。一度だけ飲みました。続けていないので、薬効は体験していませんが、丙と大きな差はないという話です。骨董品的価値やステータス性でしょうか。

4 だから、「××湯を飲んでも効かなかった」ではなく、「ツ〇ラの××湯は効かなかった」と考えなければいけません。
例外は、北里大附属病院など。ここは、真っ当な薬種です。大学病院は、薬屋とは違いますから、規制を受けていないのかと思います。

この問題を中国側から考えてみると、
イ 本物が手に入らない
ロ 偽物が多い
ということになると思いますが、

…ところが、
中国でも、お茶はまともに流通しています。
台湾ではなく本土産のお茶でも、日本に入ってくるのはまともです。
お茶こそ、飲んでみるまではわからないものでしょうに。

お茶と薬は、流通の商習慣が違うのだと思います。薬種は、いわゆる老舗の信用というものが機能していないのでしょうね。どうしてもいい薬種を入手したければ、台湾や香港経由でしょうか。

偽物販売が、キチンと摘発されて刑罰を科せられるという秩序がなければ、後は、商習慣や老舗の信用、仕入れの能力などの法律以外のモノが頼りとなります。

漢方を日本で買いあさるのは、新興成金でしょうから、流通に無知です。あるいは、電化製品などの良いイメージがあって、日本製を買い被っているのでしょう。

ただ、これは中国だけの問題ではありません。
見やすいのが、詐欺といっていい、マクドナルドの商品の写真ですが、よく見てみると、不正に近いことは、日本でもアメリカでも行われています


恥ずかしくないのか? 中国人が日本で漢方薬を買い漁るなんて「何たる皮肉」=中国メディア
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=97&from=diary&id=4731608
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