昨日は酒飲みでした。
2011年3月11日の東日本大震災の時、同じ職場だった仲間が集まりました。
当時、僕は農業関係の部署にいました。
年度末も近くなって、それでなくても忙しい時期でしたが、
大震災によって、全ての仕事が吹き飛びました。
農業用施設の被害状況の把握とその対応、
施設園芸のための石油の確保等色々の事がありました。
そして、最も深刻だったのが、福島第一原発の事故による放射能問題でした。
出荷予定の農産物が、基準値を超えるものが続出し、
しかも放射能の測定装置が、栃木県内にはほとんどない状況だったため、
安全の確保の観点から、多くの農産物の出荷を規制せざるを得なくなっていました。
年度末の予定が大幅に狂ってしまったのは仕事ばかりではありませんでした。
年度末に退職される方のための慰労会なども、
大災害による自粛ムードもあり、全部飛んでしまいました。
僕のいた職場では、やはり退職される方がいました。
全く慰労できないのもどうかと言う事もありましたし、
大震災以来、全く飲んでなくて、喉も乾いていた事も間違いありません。
3月29日、仕事が一段落した事もあって、
退職される方を囲んで、ささやかに飲むかとの話がまとまり、
馴染みの小さな居酒屋に行きました。
そこで飲んでいる内に、知り合いから頂いたほうれん草があるからと、
ママさんが炒めて出してくれました。
地物だから美味しいと言って出してくれたのですが、
その時、ほうれん草は出荷停止になっていましたので、
一瞬全員で顔を見合わせてしまいました。
しかし折角の好意ですし、何よりも飲んだ勢いで、全部食べてしまいました。
昨日は、その年に退職された方が第二の職場を離れられる事もあって、
再び同じ居酒屋に集まった次第です。
当然のことながら、大震災関係の話が中心になりました。
他の人がどのように考えていたのかを改めて聞くと、新鮮な感じもしました。
とにかく、歴史に残る災害の対策の一端を担ったとの思いもしました。
幹事さんが、特別にほうれん草の炒め物を頼んでくれました。
参加者全員が、ほうれん草が出て来て顔を見合わせた瞬間の事を覚えていました。
量は4年前の時の方が多かったような気がします。
あの時のほうれん草は何ベクレル位だったろうとの話になりましたが、分かりません。
しかし、食べた人は今のところ全員元気に過ごしています。
この集まり、ほうれん草の会と名付けて、毎年やろうとの話になりました。
来年、また集まるでしょうか。
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