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2026年09月06日23:48

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鶴澤奏ピアノリサイタル

・シューマン:アラベスク
・ベートーヴェン:ピアノソナタ第28番イ長調
・シューマン:幻想曲ハ長調

ピアノ:鶴澤奏
2026年9月5日、ドリームシップ風のホール(下関市生涯学習プラザ・小ホール)

みっちが参加するピアノ四重奏ユニットTINTの練習会場がヴィオラTさんのマンションなのですが、同じフロアに住む方が鶴澤奏のご両親!ということでこのリサイタルを知りました。ベトベンの28番はシューマンに近いと前から思っていたので、よくぞ組んでくれましたというプログラム。

1曲ずつ演奏する前に奏さんがマイクを握って語るという進行で、演奏以外にMCにも神経を使うって大変だろうな。お話によると、ご本人は東京のご出身で、ご両親が仕事の関係で下関に移ったことでこちらでリサイタルの運びになったと。それが接点になったわけで、これもなにかの縁でしょう。プログラムの自己紹介には、コルトーやカッチェン、モイセイヴィチ、アンダといったピアニストが大好きだそうで、みっちはピアニストよく知らないんですが奥方が「渋い!」とf^^;。

シューマンのアラベスクは、柔らかみと幻想的な味わいがとてもいい感じでした。ベートーヴェンは、響きがやや飽和気味で、スタインウェイにこのホールは小さすぎかもと思ったのですが、後半に入ると繊細な美しさとスケール豊かな重量感が両立した響きに満たされました。客席の状況を見てアジャストされたのかもしれません。幻想曲はシューマンの世界をたっぷりと味わうことができました。

このリサイタルでは「名曲リクエスト」コーナーがあり、ドビュッシーの「月の光」やモーツァルトのトルコ行進曲など7つの有名曲がホワイトボードに挙げられ、客がシールを貼って投票し、上位2曲を演奏するという趣向でした。休憩時に確認したところ、ショパンのノクターン作品9-2と同じくショパンの「子犬のワルツ」が優勢で、みっちが入れた「月の光」はどうやら選外になりそうだったのですが、蓋を開けるとショパンのノクターンと月の光が選ばれてました。で、後半にこの2曲が弾かれ、アンコールに「子犬のワルツ」も演奏されたので、結局3曲選ばれたわけです。それ以外に、お客さんの一人がピアニストで奏さんのデビューCDのプロデューサーでもあったとかで、無茶振りでシューベルトの「ます」四手連弾演奏もありました。

ということで、いろいろ楽しみの多い演奏会でした。東京で活動されていても下関に来られる機会は今後もありそうで、北九響の演奏会にお招きして共演できたらいいなあとか思ってしまいました。
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